still crazy after all these years



タグ:「翻訳者になるには/なったら」的なやつ ( 12 ) タグの人気記事


換算率を改訂します?

あくまで私個人にとってはものすごく衝撃的な発見だけど、他の翻訳者さんにも当てはまるわけではない、っていう話なんですけど。

今日、気づいたこと。
換算率が違ってた。

同業者ならご存知でしょうけど、換算率っていうのは、ソース言語の単語数(文字数)から、ターゲット言語に訳し終わったときの文字数(単語数)を推算するための比率のこと。
で、ここから先を読んでくださる奇特な方は、以下の3つの前提を踏まえていただきたいんだけど、

1. 私は自分のキャパシティや作業記録を、英語原文ではなく、仕上がりの日本語で把握する習慣がある。
  (400字=1枚という単位で把握する)

2. 仕上がりで把握する習慣がついた理由は、

  ・もともと「ものを書く」という行為のルーツが、
    私は原稿用紙で始まっているから 

  ・私が翻訳会社のコーディネーターになった時点で、
    まだぎりぎり、支払い単価はターゲットベース
    (英日ならば日本語400字で1500円とか)
     で決めるのが主流だったから

 なんだけど、儲けを増やすために文字数をふくらますような真似はしたことはない。

3. というか、できるだけコンパクトにすることを心掛けているつもり
(続きは下に折りたたみ)

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7/11の作業記録
 案件A:8枚訳す。
 案件E:4枚訳す。

7/12の作業記録
 案件A:25枚訳す。
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以下、長くなります。
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by yumi_in_the_rye | 2018-07-13 19:50 | 仕事のこと | Comments(0)

初めての出版翻訳【調べもののタイミング】

続いてたの? 出版翻訳のスケジュールの話・第4回。 第1回第2回第3回
調べものはいつするのか、という話です。
例によって、こうすべきってわけじゃなく、私がこうしてますってだけの話ですが。

調べものには何種類かあり、それによって、「いつ時間をとるか」が変わってきます。
(1)本全体のテーマの基本的な理屈や背景情報
(2)本文中に出てきた情報に関すること【調べなければ進めないもの】
(3)本文中に出てきた情報に関すること【確認できればよいもの、裏付けをとっておくもの】
(4)その他、関連する資料
(5)ぼんやりした疑問

(1)本全体のテーマの基本的な理屈や背景情報

さすがに全く完全に知識ゼロ、なじみもゼロの分野の本を訳すことはない・・・はずだけど、それでも新しい本をやるときには多少手探りにならざるを得ないわけで。なので、まずは訳し始める前に、関連分野のごくごく初歩を説明している本に1、2冊目を通すことが多いです。

私の場合、ここは本当にかなり初歩のおさらいにとどめます。経済や政治なんかだったら、それこそ「高校生のための・・・」的なのとか。この時点で詳細な資料をがっつり読んでも、それほど頭に残らず、疲れちゃうだけなので(私だけかもしれないけど)、勧めません。
自分が何を知っておくべきなのか、この時点ではまだわかっていないことも多いので。

この段階では、翻訳書じゃなくて和書を読んでることも多いかも。


(2)本文中に出てきた情報に関すること【調べなければ進めないもの】


で、(1)で最低限の頭を作ったら、がしがし訳し始めるわけですが。
文法でつまづいたときは、わからない箇所にぶつかった時点で、すぐに。これは後回しにしてはダメです。
ファクトの根幹がわからないときは、焦っていても遠回りして、その場その場できっちりと調べます。
 そのファクトを自分の文章でまぁまぁ説明できるくらいまで。知らないで訳すと文章の焦点が合わなくなるので、ここは面倒がらずに。

つまりこの調べものにかかる時間は、1日の作業量ノルマの中に含まれています。調べものにかかる時間も含めて1日に10枚訳す、とか。
この時点では基本的にネットと、自分の手持ちの資料の範囲で、調べものをしています。


(3)本文中に出てきた情報に関すること【確認できればよいもの、裏付けをとっておくもの】

ただ、訳す作業はリズムやテンポもあるし、調べものに苦戦して訳出が止まるのは苦しいので、些末な調べもの(名前の読み方とか、数字の裏取りとか)は、検索1、2回で出てこなければ後回しにすることが多いです。

そういう「あとで確認できればよいもの(訳すときにはわからなくても大丈夫なもの)」とか、
先行文献からの引用とか、
(2)でネットと手持ち資料だけでは心もとない情報とか、
同じエピソードが他の本ではどう書かれているかとか、

そういうのは、章または本全体を訳し終わったところでまとめて調べにかかります。
それから、裏づけはクロスにしておきたい(ネット×書籍)ので、(2)でネットで調べたファクトについて、この時点で書籍でおさらい。
この頃には自分が何を知る必要があるのかだいぶわかってきているので、資料をがっつり読み込まなくても、目を通して大事なところを拾えるようになってることが多いです。

私の場合は全体がヨコからタテになったタイミングで、だいたい一度国会図書館か都立中央図書館に足を運んで、一日居座って資料をあさってきます。



(4)その他、関連する資料


あとは、直接的に参考文献にはならなそうでも、同じ分野、同じケーススタディ、同じ著者の本、文体や言葉選びの参考になりそうな本などは、特に「いつ」とは決めずに空き時間で読んでいます。
これは1日の仕事時間とノルマには含めず、移動中とか、寝る前とか。

前述のとおり、しばらく訳し始めてからであれば、そういう資料から何をピックアップできるか判断がつくようになっています。
逆に言えば、そうなってから読んだほうが情報の吸収率がいいので、(1)の調べものの段階であまり手を広げて資料を読み込みすぎないほうがいいかと(私の場合は)。

共通して注意するのは、読んだ資料はちゃんとコピー(紙コピーでもキャプチャでもデータでも)を残しておくこと。
紙コピーをとるなら、何の本からコピーしたかちゃんと書誌情報をメモっておくこと。
論文を書いてるわけではないので、翻訳者の参考文献リストを作るわけではないけれど、のちのち見つからなくなって困ることがないように、ちょっとの手間をかけておくといいと思います。


(5)ぼんやりした疑問

何を読めば答えがわかるのかわからなかったり、
何の情報が見つかればすっきりするかわからなかったり、
検索しようにも、検索ワードがうまく言葉にできなかったり、

そういう漠然とした疑問とか心配事は、とりあえず付箋にして、私の場合はパソコンと手帳とに貼っておいて、毎日なんとなくそれを眺めています。
この調べものができるのは、ぼんやりした雲が晴れてから。
いつ晴れるかわからないのが不安なところだけど、訳し終わる頃には糸口はつかめると信じて、とりあえずの処置です。
自分がそれを疑問に思っていることを忘れないでおくのが大事だと思うので。



・・・せっかく「調べものはいつしますか」とお題をいただいたので、何か有益なことを書けたらと思ったのだけれど・・・特に何もありませんでした、すみません。こんな感じ。
あ、あと結構大事なアドバイスとしては、ネットでの調べものは画像検索と動画検索を活用しようよ、ということかも。そして、動画検索したらYouTubeの沼にはまらないように注意せよ、ですかね。


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8/21の作業記録
 案件D:60枚チェック。
 案件F:ゲラ見てる。

8/22の作業記録
 案件A:6枚訳す+6枚チェック。
 案件F:79枚チェック。
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by yumi_in_the_rye | 2017-08-23 22:40 | 仕事のこと | Comments(2)

初めての出版翻訳【時間割の立て方・2】

連載になったの? 出版翻訳のスケジュールの話・第3回。 第1回第2回
いや、もうたいして書くことはないんですけど、なんとなく。

「時間割」 と言うからには、1コマ(1時限) は何分なのか、という問題がでてきます。
(ちなみに私の行っていた大学は75分×6限だった。 6限目の授業の出席率の低さったら。 一度、10数人いるはずの授業で先生と一対一になったことがある・・・)

その際に考えたいのは、自分は仕事の時間をクロックタイムでとらえるのか、イベントタイムでとらえるのか、という点です。
 クロックタイムは、一般的な時計で計る時間のこと。
   たとえば10時から15時まで仕事をします、とか。
   今日は5時間仕事をします、とか。
 イベントタイムは、何らかの物事が起きている間や、物事が完成するまでなど、できごとの区切りで計る時間のこと。
   2000ワード進むまでやります、4000字訳すまでやります、とか。
(この概念は、『すべては「先送り」でうまくいく』という、とっても面白い本で勉強したんだけど)

私は明らかにイベントタイムでとらえるタイプです。 今日4000字やると決めたら、何時間かかっても、そこまでやる。
(外出の予定があれば、当然クロックタイムも視野に入れるけれど)。
なので、時間割の1コマが何分になるかは決めていません。 欠点として、だらだら時間をかけてしまう危険性があるけれど、私の場合はこれで進めたほうが安心感があるので。

時間の把握の仕方って、案外と人によって違うものらしいです。 特に就業時間の決まっていないフリーランスは、自分がどっちのタイプで作業するのが性に合っているのか、一度考えてみると何かの目安になるかもしれません。 まー参考までにね。


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8/9の作業記録
 案件A:22枚訳す。
 案件D:6枚訳す。

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by yumi_in_the_rye | 2017-08-10 07:29 | 仕事のこと | Comments(5)

初めての出版翻訳【時間割の立て方】

連載になるの? 出版翻訳のスケジュールの話・第2回。 (第1回はこっち

私の場合は、本1冊訳すにあたり、前述したような感じで数カ月のスケジュールを組んで、1日のノルマをざっくり把握して、だいたい1週間でその帳尻を合わせながら進めていくんだけど(途中でぐだぐだになって、泣いたり絶望したり、仕切り直したり、取り返したり、またつまづいて愚痴ったりしながら)

その間にあと2つ重要なのは(しつこいようですが私のやり方では、ですよ)
週単位のスケジュールと、1日単位のスケジュールを組むこと。

(1)週単位のスケジュール
正確に言うと、1週間であるかどうかが問題ではなくて、「帳尻を合わせるスパン」 の中での采配を考えるということです。
私はだいたい1週間で帳尻をとるように心がけているので、たとえば前回のように1日のノルマ6枚としたならば、厳密に1日6枚できなくても(やるけど)、1週間で30枚はやると考えます。
で、現実の1週間である7日間の中で、絶対にその量をこなすように割り振る、という。

外出する日もあるし、同時進行している他の案件の締切の日もあるなら、じゃあ具体的に何曜日に最低限何枚を進められそうか。
この案件にがっつり取り組める日はいつで、そうでない日はいつなのか。
どの日にできるだけ進めておけば、そうでない日が楽になるか。
資料を読む日や、ここまでの原稿の読み直しに専念する日は、どこに入れておくか。

たぶん、案件をいくつか同時進行しないのであれば、そんなに難しく考える必要はないと思う。 一度にいくつかあるなら、山場の作業が重なるとキツいので、週の中でなるべく散らして回るようにしていく、と。

たとえば今週のどこかで原稿Aのチェック50枚をやる必要があり、原稿Bのチェック20枚もあるとわかっているならば、それを同じ日にやるのはつらいので、分散するように計画します。 Bのほうを月・火に訳して、水はAの訳を始めながらBのチェックをして、とか。 Cのゲラが木曜に入って来るから、金曜はそれを見て、とか。

大体そんな感じで回すことを意識して、1週間のスケジュールを、私の場合は前週の日曜の夜に立てています。
まぁ正直言うと最近では、前週で破綻したノルマを次でどう取り返すかっていう算段づくりになってるんだけど。



(2)1日単位のスケジュール
さらにもう一段階カスケードして、明日の1日に何をするか、というのを毎日寝る前に決めています。
正確に言えば、「何をするか」 の部分は週単位のスケジュールを立てた時点で決まっているので、それが大丈夫そうかどうかの確認と、それから時間割づくり。
朝起きてからどの順番で作業をを進めていくか、つまり1時間目、2時間目、3時間目の科目・・・を決めておきます。

脳を使う仕事は基本的に朝イチに。
創造性を要する作業は、一番頭が動く時間を大切にしないといけないからこの本にも書いてあるとおり)

いったん休憩してから、のんびり進めてもよさそうな作業は、午後に。
わりと何も考えず機械的にやれる作業は、だいぶ頭がしびれてきた夜のほうに。

この時間割には、出かける都合や、掃除・洗濯・買い物のたぐいも組み込んでおいて、どの合間に何の作業を入れるか決めておきます。
前日夜に手帳に時間割を書いて、当日は1個終わったら消し込む習慣ができてから、私の場合はだいぶ一日の進行が楽になったと思う。 自分が「今日やらなきゃいけないこと」のどこまで来てるか、常に見えているので。




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8/1の作業記録
 案件D:18枚訳す。

8/2の作業記録
 案件A:24枚訳す。
 案件D:原稿読み直し。

8/3の作業記録
 案件A:9枚訳す。
 案件D:資料探し。

8/4の作業記録
 案件D:49枚チェック。
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by yumi_in_the_rye | 2017-08-05 16:24 | 仕事のこと | Comments(2)

初めての出版翻訳【ノルマの立て方】

唐突ですが、初めて本を1冊訳すことになったときのノルマの立て方について説明する機会があったので、ここに再掲します。
これは私のやり方なので、当然ながら、他の翻訳者さんのノルマの立て方は違います。まあ、スケジュールの作り方が見当もつかないという状態なら、これも参考になるかも、という程度でね。


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(1)ボリュームの把握

・原文をデータで受け取っている場合

WORDならそのまま、PDFならテキストをコピーしてWORDに貼るなどして、単語数をカウントします。
奥付、目次、索引、参考文献リスト、PDFならヘッダーとフッターなどはカットしてカウントすること。

・原文が紙の場合

1行あたりだいたい平均的に何ワード、1ページあたり詰まってる行がだいたい何行、というのを目視で数えます。
心配なら数ページほど単語数を計算して平均を出して、それを本文の全ページ数で掛け算。
(章見出しのページは抜いたり、半分しか埋まってない頁は0.5とするなど、調整はざっくりでいいですが、まぁ多めに見積もっておくのが無難かも)


(2)量の計算

・原文ベースでノルマを立てる場合→そのまま

・訳文ベースでノルマを立てる場合(私はたいていこっち)
  「単語数×2.5=文字数」で、仕上がり訳文の推測を立てます。
 (IT系やファッション系など、カタカナが多くなりそうなのは×3くらい)

 ※私は、さらに「文字数÷400=枚数」で把握します。
 原稿用紙1枚相当で考えるやり方は、たぶん古いのでしょうけれど
 (私だって原稿用紙で納品してた時期なんかないけど)
 ここでは「・・・枚」で記述します。文字数で把握したい方は×400で換算してください。


ここでは原文が6万words程度と仮定します。6万×2.5÷400=仕上がり375枚になる推算です。
構成は序章や終章を含めて全10章とします。


(3)日数の確認
締切までだいたい3カ月半、15週あると仮定します。

このとき重要なのはバッファを入れて予定を組むことです。
1週間は7日ではなく5日であると考えます。平日4日と週末1日しか存在しません。
(どうせ後ろのほうでバッファはつぶれるけど)

3か月半で、15週として、
5日×15週=75日。

10章それぞれの突合せチェックに各1日かけるとして、10日。
最終納品の日にヨコからタテになる(訳しあがる)ようではダメなので、お尻に見直しする期間を最低5日(ノルマが崩れることも高確率で起きるので、それを想定した余裕としても)。

75日-15日=60日。

・原文ベースでノルマを立てる場合
原書ページ数を日数で割って、1日に何ページ(何words)進めればいいか把握する。

・訳文ベースでノルマを立てる場合
375枚を日数で割ります。375/60=6.25枚。

ノルマは1日に6枚ちょっとです。
ただし厳密に1日6枚と考えるのではなく、週で30枚ちょい仕上げると考えて、帳尻をとればOK。(途中で突合せチェック日が入るので、当然ずれこんでいくけれど、だいたいこれくらいで考える。ただし帳尻をとるスパンをあんまり長くしないこと)


(4)進行中はつねにdoneとmore to goを確認
単語数、ページ数、文字数など、自分が基準とする数値で、つねに一定して進捗を記録します。



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なんとなくイメージ浮かぶでしょうかね。
状況によって/本によって/同時進行案件によって、もろもろアレンジを入れていきます。

原文ベースでノルマを立てるにしても、訳文ベースでノルマを立てるにしても、一番重要なのは、常日頃から自分はどれくらい訳せるのか、1日にどれくらいの時間をかけられるのか、数字で把握しておくことです。
(私は仕上がりベースで把握するので、だから仕上がりでノルマを立てる、というわけ)

要するに、「今日なんとなくがんばれるところまで」みたいな、漠然とした進め方はしないほうがいいよ、という話です。
つねに具体的に進み具合を把握しながら。それさえ踏まえていれば、自分のやりやすいスケジュールの作り方でいいと思います。

ちなみに、「6万wordsで3~4カ月」という想定は、軽めのノンフィクションで、まぁまぁ現実味のある数字だと思います。
(もうちょっと厳しいことのほうが多いけど)
なので、翻訳学習中の方の練習として、これでノルマを組んで1冊訳し上げてもいいかも。


こんな感じ。数字間違ってたら訂正しまーす。





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7/31の作業記録
 案件A:3枚訳す。
 案件D:5枚訳す+46枚チェック。
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by yumi_in_the_rye | 2017-08-01 23:35 | 仕事のこと | Comments(5)

タイムパラドックス

わりと最近始めた習慣なのだけれど、本を1冊訳すときに、ノートを1冊作ることにしている。 用語や表記の統一や、気づいたこと・調べたことを書き留めたり、疑問点や迷っている点をメモしておいたり、コピーしてきた資料をまとめておくノート。

もちろんそういう情報はこれまでもまとめていたのだけれど、適当な場所に散逸的に書き散らかして、かろうじて1つのクリアファイルに入れておくくらいだった。 で、整理が悪くて肝心なときに見当たらなくなったりすることがあるので、これじゃいかんと思って。 せっかくだから100均のノートとかじゃなくて、きれいめのノートを1冊手元に置いて、モチベーション材料の1つにもしようと。 きれいめなのは表紙だけで、中身は自分でも判別しがたいメモ書きばっかりになるんだけど。

翻訳のプロセスについて説明するとき、「ノートに書いて」 とか 「印刷して書き込みして」 とかいうと、「アナログですね」 と言われることがままある。 それはもう本当にそのとおりで、私はそういうところはアナログじゃないとだめなんだと思う。 ウェブページをクリップしたり、用語集をデータでまとめたりなんてこともしないわけじゃないんだけど、手書きで書くことで頭をまとめる癖を脱せないみたい。

で、今の本もノートを作ってメモしながら作業してるんだけど。

人物関係がどうも把握しきれなくて、昨日ちょっと腰を据えて原文の情報を時系列でまとめていたら、私が家族の歴史を2世代くらいごっちゃにして訳したことが判明して、今あせって直してるところ。  ある人物が150年くらい生きてることになってたり、父親が死んでまた生き返ってたり。 いくらなんでも、訳してる途中でなんで気づかなかったんだろう・・・。


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4/26の作業記録
 案件A:16枚チェック。
 案件E:16枚訳す。
 案件H:11枚訳す。
4/27の作業記録
 案件E:13枚訳す。
 案件H:20枚チェック。
4/28の作業記録
 案件A:5枚訳す。
 案件E:16枚チェック。
4/29-30の作業記録
 案件D:ゲラ見てる。
 案件E:11枚訳す+見直し。
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by yumi_in_the_rye | 2017-05-01 16:24 | 仕事のこと | Comments(0)

言わずもがな

最近の若い人の言葉でいうなら、「それな」 とか 「ほんこれ」 とかいうやつ (いまいち自信なし。「やばい」 ですらも自信ないし)

リンク先は通訳さんの話だけど、翻訳もね。

ただ、ちょっと厄介で危険なのは、本当に実力を積んだ方が 「正確で明確な翻訳は出来て当たり前」 という前提をがっちり踏まえたうえで 「翻訳は正確でわかりやすければいいってもんじゃないんだ」 と言うのを聞いて、その域に達してない人が 「正確でわかりやすければいいってもんじゃないですよねー!」 って言っちゃうパターンが少なくないことだと思う。
(これが二重に厄介なのは、駆け出しの人の受け取り方に問題がある場合もあるけど、それなりのプロが駆け出しに対してその物言いをすれば高確率で誤解を招くのに、配慮の足りない言い方するよなぁ・・・って場合もあることなんだけど。まぁ色々思い浮かぶところはあるけれど、これ以上は掘り下げない


それと同じパターンで、

「翻訳は英語よりも日本語が大事だと思ってます!」 という台詞を、自分で自分に対して言うとしたら、それは英語がある程度以上はしっかりできてからじゃないと。

「おまえ、翻訳は英語より日本語だぞ」 と他人に言われたとしたら、それは 「英語もあれだが、それ以前に日本語が仕事するレベルになってないぞ」 っていう意味だと思ったほうがいい。



・・・と思ったりしてみたりしちゃうんだけど、どうかなー(と、えらそうなことを書いたあとで、急にひよる)。

(ま、私も「英語より日本語が」的な発言を過去に何回かしたような記憶があるので、このエントリは自虐的にってことになるわけだけど)。

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4/13の作業記録
 案件A:8枚訳す。
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by yumi_in_the_rye | 2017-04-14 11:24 | 仕事のこと | Comments(2)

なれる人? なれた人?

今発売している 『通訳翻訳ジャーナル』 の 「通訳者・翻訳者になれる人・なれない人」 特集で、私が思う翻訳者の条件について寄稿しました――と思ったら、私が書いた内容は記事には載らなかった。 いや、アンケート集計の一部として反映してもらってるはずなので、それで全然いいんだけど。 この特集に見解を寄せているのは翻訳スクールの講師さんばかりなので、ただでさえピヨピヨの私は、講師っちゅーものとしてはますますキャリアの足りないピヨピヨだし。

アンケートには、もちろん、現時点での自分の考えを真面目に書いたつもりだけど・・・でも、ぶっちゃけ、「翻訳者になれる人」 の確かな条件なんてわからない。 私が 「なれる人」 であるという気もしない。 ただ 「なった人」 であるというだけで、それだって来年はどうなってるかわからない。

私自身が 「なりたい人」 だった頃は、「正解」 が知りたくてたまらなかったし、先人はちゃんと正解を提示してよと思っていた。 かつての私のために何かカッコいいことを言いたい気持ちはあるのだけれど、そんなものはまだ見つかっていない気がする。 見つかる日なんか、来るのかな、


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9/2-3-4の作業記録
 案件J:資料読み+原稿読み直し。
9/5の作業記録
 案件A:12枚チェック。
 案件J:40枚くらいチェック。

9/6の作業記録
 案件C:原稿見直し。
 案件J:12枚訳す。

9/7の作業記録
 案件A:12枚訳す。
 案件C:原稿見直し。
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by yumi_in_the_rye | 2016-09-08 22:59 | 仕事のこと | Comments(0)

一冊を千冊

翻訳者 and/or 翻訳学習者の人に向けて、めずらしくきっぱり書くけれど、一冊入魂 + 千本ノックのリーディングは絶対に収穫があります。 どっちかではだめだと私は思う。 推すにしろ推さないにしろ、渾身のシノプシスを年に少なくとも10冊書いていれば、それが何らかの形で実にならないわけがない――と、希望的観測かもしれないけど本心で思う。

たとえば私が2冊訳書を出した某社には、それまでに30冊以上もリーディングしてきた。
同じく2冊を担当させてもらった某社には11冊。
リーディング4冊で、2冊の翻訳につながったところもある。
そうかと思えば、まだ1冊も翻訳はもらえてないけど、いつかと思っている某社は、ちょうど11冊になるところ。

・・・これを遠回りと見るか、打率が低いと見るかは、人それぞれだけど。

でも、もちろん翻訳の仕事につながるのが最大の収穫なのだけれど、最近立て続けにそれ以外の収穫があった。 リーディングで指定された原書で、そしてその関連資料として読んだ翻訳書で、「これは私が生涯読んだ中でトップ10に入るかも」 と思える本に出会えたこと。 特に後者では、ちょっと身が震えるほど素晴らしい翻訳に出会ってしまった。 本来は自分を売り込むためのリーディングの仕事で、他人の仕事に圧倒されてちゃ世話ないけど・・・でも、それを踏まえても大収穫だった気がしてならない。

私は致命的に読むのが遅いので、気持ちが折れることもあるけれど、こういう展開があるからがんばらなくちゃと思う。


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6/4-5の作業記録
 案件B:読んでる+企画書作成。
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by yumi_in_the_rye | 2016-06-06 21:41 | 日々の記録 | Comments(0)

翻訳について聞かせて、は、難しい問いなのだよ

一昨日にメールをくださった方へ。

大変申し訳ありませんが、「翻訳者 and/or 翻訳者志望です、ブログ読みました! 翻訳について知りたいので相談に乗ってください」 というご連絡には、光栄ですが、ご希望に沿う返信はしないことにしております。
理由は、今までそういうアプローチに 「わ、嬉しい♪友達ができる♪」 と会いに出かけていき、結果的にお互い不本意な思いをしたことが何度かあるからです。 先方は私の役立たずっぷりにがっかりなさったはずです。

このブログを通じて知り合った同業者仲間もいますし、ブログの縁で大事な友達になれた方もいます。 それは本当にありがたく思っているのですが、もし私があなたにとって会う価値のある存在ならば、他の何かの形できっと機会があると思います。

ただ、いただいたメールの質問がちょっと突き抜けた感じだったので、なんだか虚を突かれてしまいまして。
ここでお返事させてください。

「翻訳は東京在住でなくてもできますか、結婚してもできますか、子供がいてもできますか」 というご質問でした。

えーと。
その質問をなぜ私に?

わたくし、今でこそ神奈川県在住ですが、東京出身で、東京が地元だと思っている人間です。
結婚は一応しましたけど子供はいません。
たぶんお尋ねになる相手を間違っておられるかと。

別に、みんな私のプロフィールを熟知せよ、それが当り前じゃ、なんて思ってるわけじゃないです(そんなわけない)。
だけどさ、「ずっと前からブログを読んでます、だからぜひ聞きたい」の一言がなければ別に気にならないと思うけど、その一言があったからには、ちょっとだけ違和感があるのですよ。
ていうか、もしかして私、からかわれてる?

とはいえ、その質問に答えることは簡単です。
「東京在住でなくてもできる、結婚してもできる、子供がいてもできる、以上」。

と、これだけ済ますのはさすがに失礼かと思いますので、もう少し補足を。
東京じゃなくても、都市圏じゃなくても、活躍している翻訳者さんはいっぱいいらっしゃいます。 もちろん海外にも。 つねに旅をしている翻訳者さんの話も聞いたことがあります。 要は通信手段の確保と、レスポンスやフットワークの軽さかの問題かと。
また、お子さんがいる翻訳者さんなんて、それこそたくさんいます。 皆さん様々な工夫や苦労があると思いますが、少なくとも私の目から見てどの方もきらきらしています。

でもね。

答えは 「できます」 です。 でも 「私には」 無理です。
面倒くさがりで、出不精で、性根がチキンで、SNSも使えない私は、取引先とのあいだに物理的な距離や時差が開いていたならば、あきらめるための言い訳にすると思います。 近いから 「(打合せに、講演に、もろもろの機会に)行きます!」 と言いやすい、というのが私にとって勇気を出せる要因の1つです。 そうでなければ尻込みしてしまうでしょう。
そして、タイムマネジメントもメンタルマネジメントもへたくそな私は、家事や家庭の事情を、仕事に全力を尽くさない正当な理由にすると思います。
それは私がそういう人間だからです。

できている人をたくさん知っています。
でも、私はできない。
そして、あなたにできるかどうか私は知りません。

知っているのは、あなただと思います。 なので聞いてみてください。
「私は東京在住でなくてもできるか、結婚してもできるか、子供がいてもできるか」と。
「できるか」 を 「やる気はあるのか」 に入れ替えてもかまわないと思います。

私はできることが少ないです。
だから自分に何ができるか考えています。

お気に召すかどうかわかりませんが、これが私からの正直で真剣な返信です。
お役に立てばいいですけれど、そうでなかったらごめんなさい。



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4/8の作業記録
 案件A:15枚チェック。
 案件B:企画書作成+新たに読み始めた。

4/9の作業記録
 案件A:26枚チェック。
 案件B:読んでる。

4/10の作業記録
 案件B:まだ読んでる・・・。
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by yumi_in_the_rye | 2016-04-11 15:46 | 仕事のこと | Comments(0)


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by yumi_in_the_rye
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Yumi
---Translator (E > J)

翻訳者です。
下記に掲載している
本の翻訳に関わりました。

コメントは、現在は「承認制」にしています。

初めてコメントを書いてくださるときは、「はじめまして」的な一言を添えて下さると、大変に安心いたします。「通りすがり」や「名無し」、それらに準ずるハンドルネームは避けていただけると嬉しいです(嫌いなので)。



※過去の記録はいいかげんこっぱずかしくなってきたので非公開にしています。

※タグとカテゴリ整理中。今はごっちゃになってます。
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