「Teamwork makes the dream work」を、どう訳そうか考えてる。
フレーズの意味だけ伝えるなら、「仲間がいれば夢は叶う」とか、そういう言葉にするのがいいと思う。でも、原文が「~っていう巧い言い回しがありますけど、的を射てるよね」的な文脈なら、「巧い言い回し感」を出すために、訳にもちょっと言葉遊びの部分を入れておきたい。
さんざん頭をひねって思いついたのが「チームワークは夢の枠組み」。
だけど、これだと「チームワークは理想的な枠組み」っていうニュアンスにもとれるので、少し話がずれるよね。
じゃあ、これならどうだ!
「チームワークで夢がワクワク」
音のリズム感を残して「チームワークは勝ちムーブ」とか、
ちょっと苦しいけど「チームでドリーム叶えよう」とか!
・・・どうがんばっても寒々しいギャグの域を出ないんだけど、どうしよう・・・。
「ユーモラスにしてみました」っていうドヤ顔が透ける役所の標語というか。
あるいは、新年の集まりで久しぶりに会った親戚のおじさんが酒を飲みながら「おー、おまえ野球部入ったのか!野球はチームワークが大事だからな!ほら、言うだろう、チームでドリーム叶えよう、ってな!わはは!」みたいな。
Z世代がどっちらけですよ。(「どっちらけ」はどうなんだ)
正直、Teamwork makes the dream workにそういうイタいギャグさがあるのかないのか、私にはよくわからないけど、それも使う場面と人によるだろうと思う。少なくとも今私が訳してる文脈では、これを別にダサいものとしては出していないので、訳でダサいものにするわけにはいかない。
というか、翻訳では原文の喜怒哀楽を表現することを心掛けるわけだから、仮にダサさを伝えたいなら、私はちゃんとダサさを演出したいのよ。
ダサさを目指してないのにダサいのになっちゃうのがイヤなのよー。スベりに行ったつもりがないのにスベり芸人扱いされるのは芸人としてどうかと思うのよ(芸人という自覚が私にあるならそれはそれで問題だろう)
たぶん今回の翻訳では、意味を日本語で書き、ルビまたはカッコで原文のカタカナを補います。
それが落としどころとして妥当なんだけど、なんだろう、この芸人としての不完全燃焼感は(だから、それが違うんだって)。
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9/12の作業記録
案件D:4枚訳す+資料読み
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案件F:ゲラ読んでる。
9/14の作業記録
案件F:ゲラ読んでる。
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