経費や収入の管理をこまめにやらず、年度末の確定申告のときに大慌てで作業することのメリットがあるとすれば、サプライズ的な発見があることかも。
まぁそれをメリットと呼ぶなら良い方向のサプライズでなければ意味がないんだけど・・・今回はたまたま、自分が思ってたよりも稼ぎが多かったことがわかって嬉しかった。 手帳の記録と通帳ベースで1年間ざっくり把握してた数字が、どうもだいぶ少なめに見た数字だったみたい。 要するに不正確だったってことだけど、体感的な仕事量に比べてずいぶん少ないような気がしていたので、そうじゃなかったことが確認できてほっとしてる。
所得内訳に記載する取引先の数は12件。 これは多いんだろうか、少ないんだろうか。 私自身のこれまでの最多は17件だったので、ちょっと減っている。 似たような働き方の翻訳者さんたちはどうなんだろう。 翻訳業界誌とかに取引件数のアンケート結果はよく掲載されてるけど、あの手の数字はあんまり信用ならないと思うようになったので、もう少し身近なところで聞いてみたいところ
(単なる興味ですけど機会があったらこっそり教えて>同業者知人のみなさま)。
たとえば同じ金額でも、本4冊の初版印税じゃなくて、同額を本1冊でもらえていたら
(つまり1冊ヒットが出ていれば)、数字入力や書類添付の手間が1冊(1社)にまとまって楽なのに・・・とか思ったりするけれど
(そして、「実際、あの人のあの本1冊は私の4冊以上なんだよなー」とか思って、少しがっくりするのだけれど)、それなら自分が去年出した本4冊のうちどれ1冊でよかったか、という想定には答えが出ない。 どれも私にとって必要だったし、どれも訳せて嬉しかった。 私の場合は、むしろ分散しているほうが、心理的にも経済的にも1冊にしがみつかずにいられるので、そのほうがいい気がする。
あとは、収入が変わっても経費はそんなに変動しないなぁ、とか。
もう少し新聞図書費(書籍代)には多く出してもいいなぁ、とか。
ひと様に手伝っていただくことが少なくなったので外注工賃が減ってるなぁ、とか。
色々細かい変化が見えてくるのはやっぱり面白い。
法人化したり、会計処理をお金を払ってやってもらったり、というレベルには全然届かないのだけれど、可能な限り今後も自分で整理して実感しておきたいと思った。
・・・と、整理して安心してしまって、書類をまだ税務署に送ってないことを思い出した。早くしなきゃ!
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2/27の作業記録
案件A:16枚訳す。
案件D:9枚訳す。
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