still crazy after all these years



空振りの先に実りがあるか (リーディングの話)

先日まで取り組んでいた本の参考資料一覧を訳していたら、私が以前に自主的にリーディングして、企画書作って持ち込んで、「いいですね!」 となったのに版権とられてた、という本が登場してた。

あのときちょっとタイミングが早くて、私があの本を訳せてたら、今ここに私の名前を書けたのに――と悔しく思うけど(←これを取らぬ狸と言う)、別の本の資料として縁がつながってくるということは、私があの本を 「発掘」 したのはやっぱり正解だったんだと思う。 目利きとしては決して悪くはなかった、と。

残念ながら悲しい現実として、原書発掘の腕が伸びれば伸びるほど、前述のように 「企画書は認められたけど版権とられてた」 「他の人の訳で出版されて、しかも売れた」 という展開が圧倒的に増えてくる。 ポテンシャルの高い本を拾い出せるということは、それだけ他人も目をつけてる可能性が高いわけだから。 しかも一介の翻訳者では、基本的には原書出版後でないと実物を確認できないし、版権のなりゆきもわからない。 出版社や版権エージェントの立場なら原書出版前、もしくは完成前に発掘できるので、原書が出版された時点でもう翻訳は進んでる、という状況も多々あるわけで。

そういうわけで、ぶっちゃけ、企画持ち込みは空振りすることが多いです。
あなたの目と腕が確かなら、そのぶんだけ空振りが増えると思う。

私も一時期その手の空振りばっかりで、さすがに心が折れ気味になってた時期もあったんだけど、ながーいスパンで見ると、そのときの企画書がきっかけでもらった仕事が結構たくさんある。 企画書を評価してもらって別件で声をかけてもらったこともある。「最初の企画書が通らなくてよかった」 とは思わないけど、それを出さなければそのあとの縁もなかったわけでね。

そういうわけで、労が多くて空振りも多いリーディングの面白さについて、わたしが暑苦しく語るのを生暖かく聞きにきてください。
リーディング勉強会、16日にやります。残席まだあるよ。


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6/7の作業記録
 案件A:3枚訳す。
 案件E:9枚訳す。

6/8の作業記録
 案件E:12枚訳す。

6/9の作業記録
 案件A:3枚訳す。
 案件E:資料読み。
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by yumi_in_the_rye | 2018-06-10 18:06 | 仕事のこと | Comments(0)
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