still crazy after all these years



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いい暮らしはどこにある

昨年暮れに開催された、『壊れた世界で“グッドライフ"を探して』の刊行記念イベントのレポート。
本について丁寧に書いてくださっている、とてもいい記事。ありがとうございます。



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2/6の作業記録
 案件A:8枚訳す+チェック。
 案件B:シノプシス作成

2/7の作業記録
 案件D:10枚チェック+資料読み。
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by yumi_in_the_rye | 2018-02-08 21:07 | 仕事のこと | Comments(2)

ちゃぶ台返しするためのゲーム理論

e0078326_12274939.jpgゲーム理論という言葉を初めて聞くと、いわゆるコンソールゲーム(PSとかXboxとか)の話かと思うかもしれません。

でもそうではなくて、これは本来「盤ゲーム」(チェスとか)に由来しており、「片方が何らかの手を打ったら、相手がそれを見て考えて、有利になるように自分の手を打つ」という状況の学問(もともとは数学の)です。


中でも一番有名なのがゲームの形が「囚人のジレンマ」。囚人が2人、別々に自白を求められている状況で、どうするべきか。自分が自白するか、相手が自白するか、その組み合わせによって懲役が変わってくる。だから自分の選択だけじゃなく、相手がとりうる選択も考えて、相手がこうしたら自分がこうなって・・・と考えなければならない。

囚人の場合はそれぞれ疑心暗鬼になるわけだけど、本書では、こうしたジレンマに陥った状況をゲームとして正しく認識し、そして何かひとつの条件でちゃぶ台返しを仕掛けて一気にゲームチェンジを図り、膠着状態を解決する方法をさまざまなケーススタディと共に解説しています。

イーベイで出品詐欺や返金詐欺に遭わないためには、どうすればいいか。
乱獲で減り過ぎたタラを回復するにはどうしたらいいか。
注射の利かない病気がはやったらどう対抗すればいいか。

ゲーム理論はもともとは数学だけれど、それを実に多様な分野に応用している本書は、頭の体操としても、自分や社会の現実問題を理解するヒントとしても、きっと役に立つと思います。

そういうわけで、『世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている ビジネスパーソンのための戦略思考の教科書』、どうぞよろしくお願いします。


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11/22の作業記録
 案件A:5枚訳す。
 案件E:18枚訳す。

11/23-27の作業記録
 案件C:8件添削+原稿作成。
 案件G:原稿チェック。

11/28の作業記録
 案件A:14枚訳す。
 案件E:22枚訳す。

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by yumi_in_the_rye | 2017-11-29 11:25 | 仕事のこと | Comments(0)

ナッシュに捧ぐ、ゲーム理論の本

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なんかもろもろ取り散らかしておりまして、慌ただしくしてるんですが(いつもそうだけど)、とりあえずこれは書いておかなくちゃ。
新しい訳書、出ました。『世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている ビジネスパーソンのための戦略思考の教科書』です。

今年の5冊目、通算で記念すべき40冊目。それなりに厚いのだけれど、すっきりした装丁のおかげでそれを感じずに読み進められる本になってます。お見かけになったらどうぞ手に取ってくださいまし。
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by yumi_in_the_rye | 2017-11-27 12:45 | 仕事のこと | Comments(0)

グッドライフを探して

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僕が昔から耐えがたくおそれていたのは、この星で過ごす短い時間が、すでに書いた書類を承認するための別の書類を埋める作業で終わっていくことだった。 もっと最悪なのは、僕が忌み嫌うものごと――戦争、職場の陰湿な人間関係、役所主義的な指示と服従、自然の搾取、そして電子画面にへばりつく時間──をいつまでも続けようとする企業や組織にせっせと仕えて、この刹那の生を垂れ流していくことだ。 仕事をする意欲はあったが、自分の仕事は何らかの意味をもつものであってほしかった。 大地や都市を修復し、平和と正義を広げていくような。椅子に縛られてボタンを押し続ける8時間を過ごし、ぐったり消耗して焦燥感ばかりを抱くのではなく、自分の手と、足と、肺を、自分自身の心と一緒に動かす仕事で、充足感を味わっていたかった。

ムダなものを徹底的に削ぎ落としたシンプルな生き方は、大地と、生活と、そして経済と、さらには魂と、深い真実の関係を生み出すのではないか。 仕事と家族と住居が意味をもって組み合わさる、昔ながらの 「家」 という概念を、あらためて学んでみたいと考えた。 僕たちは近代的な生活をどこまで捨てられるのか。現代人は何を得て、何を犠牲にしてきたのか。 そして本当の意味での 「ゆたかな人生(グッドライフ)」を送るにはどうしたらいいのか、それを学びたいと思った。

・・・本書で紹介することにした3家族は、ただ単に主流から外れた生活(オルタナティブ・ライフ)を送っているのではない。 彼らはそれぞれに、この世界の破綻の一面を引き受け、力の限りを尽くして、それに立ち向かう道を選んだ――しかも、きっと持続可能で、もしかしたらほかの人でも再現できるのではないかと思える方法で、彼らは解決に臨んでいる。 その姿は僕の心に強く響いた。思い描くビジョンが完璧に叶うことなどないからといって、そんな理由で夢をあきらめていいのかと、彼らは僕に指をつきつけていた。


信念に沿って、けれど世捨て人にならない生き方の可能性を探して、著者は、オフグリッド(電気不使用)や自給自足の生活を選ぶ3組の夫婦に出会います。
ミズーリのサラとイーサン。
デトロイトのオリヴィアとグレッグ。
そしてモンタナのルーシーとスティーブ。
本書は彼女たち6人の現実的な紆余曲折を、矜持と承認欲求のはざまでうろうろする著者の目から、丹念に追いかけて行ったルポルタージュです。

自給自足、オフグリッド、パーマカルチャー、有機農業、インテンショナル・コミュニティ、非暴力と市民的不服従、都市再生、都市型農園、ローカル経済、贈与経済、恩送り、スモール・イズ・ビューティフル。

そんなキーワードにアンテナが立つ人には、特に興味深く読んでもらえるかも。

同著者の前著 『スエロは洞窟に住むことにした』 を読んで心が震えた人には(この本と、この訳に、私は心臓を撃ち抜かれたかと思った)、『スエロ』 のときとは少し視点を変えた著者の誠実なる試行錯誤っぷりにも、どうかつきあっていただければ。
『スエロ』 と同じ訳者さんが手がけた 『ぼくはお金を使わずに生きることにした』 や 『無銭経済宣言』にいたく感銘を受けた人にも、それから 『食べることも愛することも、耕すことから始まる』 にときめいた人にも。

そうじゃない方にも。
私を知ってる人にも、そうじゃない人にも。
壊れた世界で“グッドライフ"を探して』、読んでもらえたら嬉しいです。

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by yumi_in_the_rye | 2017-09-29 15:20 | 仕事のこと | Comments(0)

釣られる理由

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そういえば、こんな本が出るよ。『♯HOOKED 消費者心理学者が解き明かす「つい、買ってしまった。」の裏にあるマーケティングの技術』。

わんにゃんの写真にはなぜ思わず目が引き付けられてしまうのか? 
黄色の衣装でリンゴとパイナップルを持って奇妙な歌で踊る芸人の動画がなぜヒットしたのか?
なんでYumiという名前の翻訳者は、オンラインショッピングサイトYooxで(出かける予定もないのに
ワンピースを買ったのか?(→人間は、イニシャルを含む自分の名前に近いと感じるものを「好む」傾向があるんだって)

それは、見る者の心にがっちり刺さるHOOKが仕込まれているからですよ、奥さん。 この本を読めばわかります。

「フック」という言葉はマーケティング関連の仕事をしている人ならなじみがあると思うけれど、この本では10種類のHOOKの 「刺さる理由」 を科学的に、そして 「がっちり引っかける方法」 を実用的に教えています。 なんとフルカラー。 そして写真と図やイラスト満載。 もちろんマーケティング関係者じゃなくても、一消費者として読んでも楽しいです。

資格試験のTAC出版が翻訳事業に乗り出したスタート3冊のうちの1冊です。

アマゾンでは26日発売だけど、一部書店では先行販売が始まってるみたい。 今年の2冊目、通算で37冊目。お見かけになったらどうぞ手に取ってみてください。



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6/21の作業記録
 案件A:11枚訳す。
 案件D:15枚訳す

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by yumi_in_the_rye | 2017-06-22 23:15 | 仕事のこと | Comments(0)

海の話にはそろそろ適した季節

2年前に出た訳書だけど、ここでチラ読みが可能に。

一応自己啓発書に入ると思うんだけど、寓話形式になった不思議な本。
いまひとつぱっとしない船乗りの少年ティムが、ピーター船長というメンターに出会って・・・というお話です。

主人公のティムがいいやつでね。 訳してたときは、『Dr.パルナサスの鏡』に出てたときのアンドリュー・ガーフィールドが何となく浮かんでたんだけど、今思うと、ちょっとかわいくイメージしすぎだったかな・・・。

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6/8の作業記録
 案件D:7枚訳す。

6/9の作業記録
 案件A:9枚訳す。
 案件D:15枚訳す。

6/10の作業記録
 案件C:添削2本
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by yumi_in_the_rye | 2017-06-11 17:38 | 仕事のこと | Comments(0)

神話と嘘をあばく話

『女性のキャリアアップ38の嘘』が、ここでちょい読みできるよ。

文中で二重カギカッコになってるのは、書籍ではフキダシです。
(著者の心の中の別人格、もしくは仮想読者として、黒天使ちゃんと白天使ちゃんがツッコミを入れているイメージ)

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5/6の作業記録
 案件E:40枚チェック+300枚くらい見直し。

5/7の作業記録
 案件D:ゲラ見てる。
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by yumi_in_the_rye | 2017-05-08 15:37 | 仕事のこと | Comments(0)

濃縮還元の赤い本

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新しい本、出ました。

アメリカの初代財務長官アレグザンダー・ハミルトンから、アイゼンハワー、2人のルーズヴェルト、リンカーンといった大統領たちのもと、アメリカでいかに政府主導の実利的経済設計がなされてきたか。そして20世紀終盤以降はいかにその実利的経済設計に失敗してきたか。アメリカの歴史と、そのアメリカへのキャッチアップを目指した中国や日本の戦略を、一気に疾走するかのごとき勢いで振り返り、この先への提言ーーとてもシンプルな、しかし実行は難しいかもしれない――を打ち出す1冊。

訳しがいがあったのはもちろん、この赤い表紙も個人的にすごく好みで、完成したのがとてもとても嬉しい。今年の1冊目、通算で36冊目。お見かけになったらどうぞ手に取ってみてください。


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by yumi_in_the_rye | 2017-03-12 23:07 | 仕事のこと | Comments(4)

美しい本

美しい本を訳したよ。
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世界建築大全』 という本の下訳を一部担当しました。
全12章のうち2章だけなので、あまり役立ったわけではないけれど、この美しくて立派な本にかかわれたことがとても嬉しい。

これを訳しているあいだは建物がいつもより面白く見えて (特に横浜や長崎の古い建築物がいっそう興味深かった) かなり役得だった。 いつかイタリアやフランスで本物を見られる機会があるといいんだけれど。



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11/3
の作業記録
 案件A:10枚訳す。
 案件J:原稿読み直し。

11/4の作業記録
 案件A:5枚訳す
 案件J:40枚くらいチェック。
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by yumi_in_the_rye | 2016-11-05 15:42 | 仕事のこと | Comments(0)

Small Giants から Finish Big へ


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 どんな起業家でも、いつかは表舞台から身を引くときが来る。 ビジネスの世界においては数少ない 「絶対確実なこと」 の一つだ。 存続性のある会社を築けているならば、時期と方法は自分で選べるだろう。 だが 「身を引くかどうか」 は選択の問題ではない。 引くべきときは必ず来る。 それは疑いようがない。

(……)ビジネスという旅路にはさまざまな側面がある。 マーケティング、財務、顧客サービス、経営、企業文化についてネットで検索すれば、あふれるほどの情報が見つかる。 ところが出口 (エグジット) 戦略に関する情報量は本当に少ないのだ。 かろうじて得られる内容と言えば、売却益を最大化する方法ばかり。 だが、起業家が身を引くまでのプロセスには実に多くの要素がかかわってくる。 幸せなエグジットができるかどうか――すなわち 〈大いなるゴールを迎える(Finish Big)〉 かどうかを決めるのは取引金額だけではない。 金額の多寡以外の要素も、決して軽視できない大事な役割を果たすのである。

「ビジネスをいかに始めるか (スタートアップ)」 を伝える本が多くあふれている中で、本書は 「いかに身を引くか (エンドアップ)」 に焦点を当てた、比較的珍しい本だと思います。 出口戦略と言えば、「いかに高く売却するか」 という切り口で語られることが多く、この本も売却や吸収の成功についてかなりの考察を提示しているのだけれど、同時に実に多角的な視点――売却に至るまでのプロセス、変化に耐えられる企業文化の構築、ふさわしい者への承継、残される従業員の待遇保護、そして起業家自身のその後の人生など――を通じて理想的なエンドアップについて語っています。
成功例もたくさん、そして失敗例も豊富に。

登場するのは企業経営者 (特に創業者、そしてシリアルアントレプレナー) ですが、「いつ引退するのか」 というのは、個人事業主やフリーランスにも重大なテーマだと思います(今の私は明らかに、この本が提示している理想のエグジットの条件を満たしていない・・・)。 そして広い視点で見れば、働く人全員にかかわってくるテーマではないかと。 経営者だけでなく、仕事をしている人にならどなたにでも興味深く読んでもらえる本だと思っています。
監訳者あとがきに書かれているとおり、「いかに辞めるか」 を考えるというのは、「いかに働くか」 を考えることとイコールですから。



・・・この本は『Small Giants 事業拡大以上の価値を見出した14の企業』 と 『経営の才覚   創業期に必ず直面する試練と解決』 (共著)の著者による3冊目の邦訳です(全て同じ版元。ちなみに『反転授業』『反転学習』も、同じ)。そして、起業と優良企業構築を考察した 『Small Giants』 に対して、今回の 『Finish Big』 は実質的に続編にあたると言ってもいいかも。話はつながっていないので、前作を読んでいる必要はないのだけれど、いくつか同じ会社の話が出て来るので、『Small Giants』を読んでくださった方にはなお面白いかな、と期待しています。

『Small Giants』 から8年。
今年の2冊目、合計で35冊目の訳書です。 どうかよろしくお願いします。



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by yumi_in_the_rye | 2016-09-26 09:39 | 仕事のこと | Comments(0)


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