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更新できないのは何?

いまだにMicrosoft Office 2013を使ってるんですけど、サポートが来年に切れるそうで。
そりゃ10年も経つんだから仕方ない。というか、Office2010とかWindowsMEとか使ってたのはほんの少し前のような気もするのに、月日は百代の過客ですなぁ。

私の仕事なんてWORDとEXCELのごくごくベーシックな利用しかしないし、実務の仕事を減らしたことでPowerPointの出番はここ数年ほぼ皆無になった。スライドファイルを作りたいときはもっぱらGoogleのスライドを使ってる。でも、だからって文書作成と表計算をGoogle Suite(もうその名前じゃないのね)に完全移行したいとは思えないから、これはもうあきらめてOffice360(これも、もうその名前じゃないのね)に乗り換えるべきなんでしょうね。

Amazonの購入履歴を見たら、2015年に19000円くらいでOffice2013の永続版をダウンロードしたので、7年間で割れば2800円/年くらい。
それをMicrosoft360のサブスク12,984円/年に切り替えるのは、どうしても高い気がしちゃう。かといって、今からまたOffice2021の永続版を38,284円で買うのがお得だとも思えないし、サブスクにするのが妥当だろうと思う。

今はデータストレージとしてOneDriveだけを2,244円/年で契約してるから、それが含まれると考えれば、実質増えるのは1万円。
それより重要なのはMicrosoft360にTeamsのプレミアム版的なやつが含まれること。これがあるなら、今契約してるZoomのプレミアム版21,000円/年(キャンペーン適用で入会したので、今はまだ半額で使ってるけど)は解除して、Zoomアカウントは無料版にしとくのが自然ってことになりそう。
そう考えると、むしろMicrosoft360はおつりがくるわけで。

もう何も迷うことないはずなんだけど、Teamsは一度も触ったことがないので、そこがどうも心配で。
私が参加する側だけならいいとして、やっとこさZoomで勉強会が開けるようになったとこなのに、Teamsに移行しても主催は大丈夫かな。
(私がTeamsで主催するとしても、参加してくださる方はブラウザで入ればいいから、Teamsアカウントはなくてもいいみたい。でも参加する側だってZoomに慣れてたら、急にTeams開催となると心理的敷居が高いよね。そうでもない?そうでもある?←「デバイス環境面では心理的に気軽に参加してもらえるものにしたい(そのかわり、ある程度は翻訳に真剣な人だけ来てほしい)」っていうのが、私の中で結構重要なポイントなので、これは迷うところ。あと、自分自身もこころもとないのに、人様のデバイス環境のサポートはしきれないので、できるだけ最大公約数的に慣れてるアプリケーションを使用したいっていうのもある)



・・・こういう後ろ向きな悩み方が、もう典型的に老人なんでしょうね。自分自身をアップグレードできてないというか。
パソコンのモニターを新しくするのも迷ったけど、新しく買い替えて正解だったわけでだし、それを言うならサブスクなんて買ったら物理的に場所とるものでもない。別に永久縛りじゃないんだし、試してみればいいじゃん。
変化を悩む、というか、変化をめんどくさがるというところが、ダメなのよね。

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8/26の作業記録
 案件D:原稿見直し+資料読み
8/27の作業記録
 案件C:添削2件
8/28の作業記録
 案件C:添削2件
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# by yumi_in_the_rye | 2022-08-29 23:39 | 仕事のこと | Comments(4)

耳から、別言語から

相変わらずAmazonのAudibleをちょいちょい聞いてる。
これ、私は最近Audibleで聞いたんだけど、YouTubeにもあった。宮沢りえの声がとても美しいので、ぜひ。
(映像も悪くはない、イヤ映像もいいんだけど、ちょーーっとあざといように思う。私がオススメしたいのはあくまで宮沢りえの朗読なので)





何度か書いてるけど、ここ数年は本を1冊訳すたび、チェックのプロセスで毎回Audibleを使ってる。耳で聞きながら原文を目で追い、訳文と照らし合わせてチェックする。刺激を増やすことで見逃していたことに気づいたり、ナレーションの抑揚でリズムやニュアンスに気づいたり。それで万能ってわけじゃないけど、私にとってはすごく役立ってると思う。

・・・今訳してる本には残念ながらAudibleがない。調べた限りでは他の音源もない。
単純な読み上げ機能で音声化することもできるんだけど、それだと前述の効果はあんまり望めない気がする。
まいった、これはやばい、と思ってる私、だいぶAudibleに対する心理的依存度が高くなってんな。それもまずいので(「~がなければ翻訳できない」という条件はできるだけ作りたくない。さすがに「ネットがなければ」「辞書がなければ」は無理ですけど)粛々とAudibleなしのチェックを進める覚悟をしないと。


で、今回はそれとはまた別の補助道具を見つけたよ。
同じ原書からの中国語訳。

英語の原書は数カ月前に出てて、中国語版ももう出てるので、それをKindleで拾ってみる。私が訳す中国人名の表記が当然見つかるので、これがありがたい。さらに、自分が訳に詰まってる箇所で、ためしに該当の中国語訳文を拾ってDeepLで英語や日本語にしてみたら、「あ、こういう感じね」と理解の役に立ってくれた。
どっちも100%鵜呑みにはせず、できるだけ裏はとるようにするけど、これはちょっと便利かもしれないよ。

映画『9人の翻訳家』みたいに同じ原書の各国語翻訳を一部屋で集まってやるなんて、私は絶対無理だけど、こんな感じに「同業者」に助けてもらえるのはありがたい。逆の助けに私がなることが・・・あるとはあんまり思えないんだけど。

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8/23の作業記録
 案件D:14枚訳す
8/24の作業記録
 案件A:22枚訳す
8/25の作業記録
 案件D:11枚訳す
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# by yumi_in_the_rye | 2022-08-26 19:22 | 仕事のこと | Comments(0)

夏みかん

夏みかん_e0078326_11360774.jpg

なじみの八百屋のおばちゃんが、「あんた、これ食べな!」っておまけをくれた。
麦わら帽子の下に置きたくなるよね。
(まさにこれ、と思って写真を撮ってから検索して、「白いぼうし」だったことを知った)




この帽子まだ一度も外で着用してないまま、8月もあと1週間で終わりだってマジすか。8月のノルマ250枚のつもりだったのに、今まだ130枚なのもマジか。
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8/20の作業記録
 案件C:添削5本
8/21の作業記録
 案件A:6枚訳す
 案件G:見直し。
8/22の作業記録
 案件D:7枚訳す
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# by yumi_in_the_rye | 2022-08-23 23:36 | 日々の記録 | Comments(0)

2文字だけ


千原ジュニアと伊集院さんの対談。

前編含めてすげぇ面白いんだけど、ぜひ同業者の皆さんに、この後編の22分あたりからの「100分の名著」の話だけでも聞いてほしい。カフカの「変身」のくだり、虫という言葉の意味の話は私も一応知ってたけど、そのあと訳が変わる流れのところ、翻訳者として改めて聞くとちょっと鳥肌もの。
伊集院さんは「学問の凄み」という解釈でまとめてて、それもいいんだけど、こちとらの商売から聞くと「2文字の勝負」にふるえるよ。


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8/18の作業記録
 案件D:6枚訳す。
 案件F:ゲラ見てる
8/19の作業記録
 案件D:11枚訳す+資料読み

# by yumi_in_the_rye | 2022-08-20 13:23 | 仕事のこと | Comments(0)

文体比較

今の本で必要な日本史と世界史と外交の資料が机にあふれ始めたので、半年前からつみっぱなしになってる資料をどうにかしなきゃいけない。
とりあえず前の前の本の資料の整理から片付けてるけど、今の本が終わるまでに片付くかどうかもあやしい。

で、片付ける資料の一部にナイチンゲール関連の本のコピー(『ナイチンゲール 神話と真実』)があって、ぱらぱら目を通してたんだけど、以前は読み飛ばしてた部分に結構ぐっさり来る記述が。


フローレンスはそのような場でも際立ってみえた。彼女の学識は高く、当代一流の男性たちを相手にしても対等に会話ができたからだ。(中略)また、優雅ではあったがあまり美人ではなかったことがますます男性たちの尊敬を深めたようだ。(P.13)

彼女にはようやくわかった。自分が失望しているのは、病院で働くという野心を家族の者にわからせることができないからだ、と。家族の同意も野心のうちにいれるという間違いをおかしたから失望するのだ、と。「(中略)あまりにも長いあいだ、共感してもらうことを望んでいたため、なかなかこの考えになじむことができない。(中略)わかってもらおうなんて、戯れにすぎない」(P.18)


不美人だから尊敬することが可能である、ってほんとひどいわ。どっちにしたって。
そして、同意を望んでしまっていた自分に気づく、というくだりもつらいよね。



ちなみに、この『ナイチンゲール 神話と真実』は、著者が男性、訳者が女性、文体が常体で、nurseは「看護婦」。
ほぼ同じ内容の別の本(内容が史実だから同じになるのは当然だけど)の『実像のナイチンゲール』は、著者が女性、訳者が男性、文体が敬体、nurseが「看護師」。
こっちの本は、たとえばこんな感じ。


大衆の支持を勝ち取ることに徹底していた彼女は、その一方、私人としての自分を表に出さないことにも徹底していました。社会運動のために報道機関を利用することはあっても、私的にそれを利用することはありませんでした。(中略)彼女が人生に充実感を覚えるのは、問題を解決するときであり、それも、もっと正確に言えば、社会科学の法則に即して問題に取り組むときでした。(中略)彼女が取り組んださまざまな事業において、自分が主導者であったことが多いにもかかわらず、滅多なことで自分の名前を出そうとはしていません。(pp.66-67)



同じ場面の描写を並べたわけじゃないから、これで比較はできないんだけど、やっぱりちょっと印象は違う感じするよね。どっちの文体がどうだっていう考察とかは特になく(考察できるかと思ったけど何も浮かばなかった)、「違う感じだよね」っていう結論だけですけど。
(不美人のところを敬体で記述されたら、むしろキツいというかイタいというか、もやもやした印象を受けそうな気がするんだけど、どうだろう)

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8/16の作業記録
 案件A:14枚訳す。
 案件D:資料読み
8/17の作業記録
 案件A:30枚チェック。
 案件D:資料読み
 案件G:12枚チェック




# by yumi_in_the_rye | 2022-08-18 20:56 | 仕事のこと | Comments(3)

鋭意翻訳中  【翻訳勉強会 満員御礼 次回は募集はまたいずれ】


by yumi
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