still crazy after all these years



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醍醐味、とか

おっかしいなぁ、ひさびさに1日10枚ペースで仕事してられる状態のはずなのに、何故か小さい仕事と小さい用事が立て込んでいてあわただしい。 「時間があったらやりたいこと、読みたい本、行きたいところ」 が全然こなせない。 「この案件が済んだら」 「この本が終わったら」 といつも思っているけれど、結局はスケジュールというより私のハンドリングが悪いのかも。 永遠の課題。


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ところで、アマゾンさんでは今日から発売だった 『キャス・キッドソンの世界 Patch!』、中身はこんな感じ。








パッチワークは、新品の布が貴重で高価だった時代に、倹約のための工夫として進化したものです。 ですから、エコやリサイクルが支持される現代のトレンドにぴったりではないでしょうか。 はぎれを縫い合わせて大きなデザインを作るという単純な作業ですが、ひし型の小さなシルクを手縫いで慎重につなげたり、ヴィンテージのティータオルをたくさん使ってミシンで大きなテーブルクロスを作ったり、何でもありです。 レベルも、かかる時間もさまざま。 ゆったり何日もかけて縫っていくものもあれば、半日でできてしまうものもあって、本当にすてきだと思います。
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パッチワークの伝統的な世界を新しく広げながら、工夫をこらして布地を再利用するという本来のルーツに立ち戻る――それが、この本の目的です。 ぜひ、あなたのうちに眠っているはぎれを引っ張り出して、この本のページをめくってみてください。 きっと刺激になって、ひらめきがわいてくると思います。



in Print』 と 『Stitch!』 のときもそんな感じだったのだけれど、この本を 『敵を味方にする19のテクニック』 や 『礼節のルール』、それから次に出る別の本と少しずつ時期が重なる形で作業するのは、大変というより楽しくて面白くて、やりがいのある作業だった。 しかも全然カラーの違う 『新興国マーケット進出戦略』 とほぼ同時期に出る、というのも面白いと思うし。
・・・コレ得意です、と言える専門分野も経験も持たない私の数少ない売りというか、強みというか、魅力(←どれもこれも自分で言うことじゃないのはわかってますってば、あえて言ってみたいんだってば)があるとすれば、こんなふうにまるっきり違う本を訳してることじゃないかと思うんだけど、それは私自身にとっての喜びでもある。 というか、本当にありがたいことだと思っている。

引き続き精進したいと思います。 時間ができたら改めてこの本のパッチワークもやってみよう。 時間ができたら。 余裕ができたら。


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2/19の作業記録
 案件A:10枚訳す。

2/20の作業記録
 案件A:17枚訳す。
 新規案件D:少量の急ぎチェック。
*10キロ走る。




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by yumi_in_the_rye | 2012-02-21 21:35 | 訳した本 | Comments(0)

P!

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そういえば来週、新しい訳書が出るよ。
キャス・キッドソンの世界 Patch!』、タイトル通り、パッチワークの本。

好きな方はご存じのとおり、これは 『キャス・キッドソンの世界』 シリーズの5冊目 (手作りシリーズでは4冊目) で、私がキャスの本を担当させてもらうのは 『in Print』 と 『Stitch!』 に続く3冊目。 どれもこれも華やかでかわいいのだけれど、この 『Patch!』 も負けず劣らずかわいくて、そしてもしかしたら一番手芸ビギナーにも敷居が低く、一番応用やアレンジのきかせやすい内容かも。 付録にはトートバッグと、トートバッグにつけるパッチワーク用はぎれもついているので、買ってすぐに作ってみることもできちゃう。 こういうのが好きな人なら、きっと眺めてるだけでわくわくして「私でもできる」という気持ちになる1冊だと思う。

今回は、『Stitch!』 でも共訳として参加していただいたYA翻訳家の上川典子さんをメインに、2人で訳した本です。 いつもながらとっても心強くて、とっても楽しかった。 ありがとうございます。

そういうわけで、今年2冊目、通算18冊目となる訳書、アマゾンでは22日から発売。 好きな方も、これまで手芸に縁がなかった方も、どうぞおひとつ。


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2/18の作業記録
 案件A:18枚訳す。
*30キロ走る。相変わらず遅いけど、膝は大丈夫。




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by yumi_in_the_rye | 2012-02-19 18:09 | 訳した本 | Comments(0)

キーワード

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そういえば先日 『WIRED』 誌で紹介してもらった、2008年に出た訳書のタイトルは 『Small Giants』 だった。 買収・売却や株式公開などを通じた規模の拡大よりも、有機的な成長、人間的な充足をもたらすビジネスを目指した 「小さな巨人」 の本。

奇しくも、と言うべきか、今回の 『新興国マーケット進出戦略』 のキーワードは、emerging giants。 正確な定義は本書を読んでいただくとして、めざましいパワーで世界にまたがるビジネスを展開している新興国の企業のことを指す。

・・・という本を、態度だけでかくて背伸びばっかりしている小さな翻訳者が訳す、と、これもまた面白いのではないかと1人でにやにやするわけです。



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2/5の作業記録
 案件A:15枚訳す。
 案件B:企画書作成。
*15キロ走るwith国木田独歩、独歩、独歩。


赤い小さな巨人が、真のemergingな巨人(姪、まもなく11ヶ月)に食われるの図。





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by yumi_in_the_rye | 2012-02-06 11:10 | 訳した本 | Comments(0)

すきまを探す

 世界は、新興国市場 (エマージング・マーケット) に注目している。 経済としてはまだ未成熟だが、その自由化と成長性と国際化に対し、ここ二〇年間で多大な関心、機会、懸念が集まるようになった。 一般家庭にしてみれば、新興国市場とは安価な一般消費財が作られる場所のことだ。 コンピューターのトラブルに遭遇した人にしてみれば、それはサポートを求めてかけた電話がつながる土地のことだ。 多国籍企業の幹部にしてみれば、先進国経済の景気停滞と金融危機のさなかに見られる成長のポテンシャルであると同時に、新しく強力な競合企業の本拠地だ。
BRICsという言葉が登場した2001年前後から、中国やインドをはじめとする新興国市場に触れずに現代の経済・経営を語ることは、ほぼ不可能になった。 本書は、新興国市場の定義は 「制度的すきま」 の存在であると主張する。 企業は新興国の勢いだけに頼るのではなく、「すきま」 に注目し、それを活かすことによってこそ、真のビジネスチャンスを発掘できると述べる。
理想としては、どの経済にも、市場の機能を支える各種制度が整っていることが望ましい。 だが発展途上国の場合、多くの面で、それが不充分なのだ。 制度の整わない領域、すなわち 「制度のすきま」 が、市場を発展途上 (エマージング) な存在にしている。 新興国市場で取引費用が高くなるのも、業務がさまざまな障壁に阻まれるのも、この 「制度のすきま」 が主たる原因だ。
本書は新興国市場の 「制度的すきま」 の意味と、国内外企業が取るべき対応について丁寧にまとめている。 つねに 「すきま」 というキーワードに回帰しつつ展開される具体的な企業例は興味深い。 その紆余曲折ぶりは、単純に面白くもあり、同時にBRICsの強いパワーを感じさせる。

経営に携わる読者だけではなく、一般消費者としての読者にも、ビジネスのグローバル化が社会・文化に与える意義と、それゆえの難しさを考えさせる本である。




・・・表紙と装丁がカッコいい、ということばかり言っていて内容はどうなのさ、と思われてしまうかもしれないけど、ほんと表紙の書体がカッコいいんだよー。 赤と白のシンプルな色合いも好み。 タイトルもいい感じに長い(笑)。

推敲の段階では、がっちり読む&訳す力のある若き翻訳者、篠崎健太郎さんの力を借りました。 今回も本当にありがとう。
そして有能な若き編集者さんの手腕で仕上がった本です。 『新興国マーケット進出戦略 「制度のすきま」を攻める』 、皆さまどうぞよしなに、よろしく。



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by yumi_in_the_rye | 2012-02-04 11:32 | 訳した本 | Comments(2)

emerging

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しい本が出るよ。


いやぁ、今回はがつんとカッコいい本でね。 一昨年と昨年は比較的ソフトな本が続いたので (ソフトなのをやりたい、と思っていた時期だったから、それは嬉しいことだったのだけれど)、そろそろ硬め・厚め・がっちりめの本を出せるようになりたかった。 そんな期待以上に手ごたえのある本を担当させてもらえたのは、本当にありがたいことだと思う。

以前、信頼する同業者v嬢が 「(いい本は) 出版されたときには自分の本じゃないような気がするものかも」 というような趣旨のことを言ってくれたことがあるのだけれど、今回はそんな気がしている。 作業していた頃 (長かったけど) と今の間に、いい意味で心理的な距離感があって、ただただ嬉しい。
しかも表紙と装丁が本当にカッコよくてね。 アマゾンの書影だとあまりわからないので、書店でお見かけになった際はぜひぜひ注目していただけたら。 いや、もちろん、表紙だけじゃなくて。

そういうわけで、今年1冊目、通算で17冊目の訳書が出ます。
『新興国マーケット進出戦略 「制度のすきま」を攻める』 (日本経済新聞出版社)、本日2月2日から。 どうぞよろしく。




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1/31の作業記録
 案件B:読む+企画書作成。

2/1の作業記録
 新規案件B:もう1冊えいやっと読む+一気に企画書まで作成。
 新規案件D:10枚くらいチェック。
*3キロだけ走る。




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by yumi_in_the_rye | 2012-02-02 05:15 | 訳した本 | Comments(4)


10歳かな

by yumi_in_the_rye
カテゴリ
MYSELF:
Yumi
---Translator (E > J)


翻訳者です。
下記に掲載している
本の翻訳に関わりました。

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