still crazy after all these years



カテゴリ:訳した本( 105 )


美しい本

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そういえば6月末に新しい本が出たのでした。

GEOMETRY MAKES ME HAPPY
  幾何学が導く、ここちよいデザイン』。

タイトル通り、幾何学模様のモチーフをメインにした様々なデザインを紹介する本です。




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自然界にないまっすぐな線や角、
あざやかすぎる彩が
規律の中で驚くほど有機的な美しさを発揮する。

そうかと思えば
その異質性が強烈な存在感を持ち、
見る者に一種の覚悟を求める・・・。


アートとサイエンスは対立するとは限らず、むしろ補完しあい、やがてどちらがどちらの領域だったかわからなくなる。
そんな不思議な面白さに触れられる1冊です。

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私が今までに担当させてもらった中で、たぶん一番視覚的に美しい本。
データで見ていたときより格段にきれいで、ほれぼれしているところ。訳すのは本当に大変だったけど。




これまで経験したことのなかった仕事ができてとても嬉しい。今年3冊目、通算で28冊目の『GEOMETRY MAKES ME HAPPY 幾何学が導く、ここちよいデザイン』、透かしになった表紙もとてもきれいなので、店頭で見かけたらぜひ手にとってみてください。



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7/3の作業記録
 案件A:13枚訳す。
 案件B:まだ読んでる。

7/4の作業記録
 案件B:企画書作成。
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by yumi_in_the_rye | 2014-07-05 19:31 | 訳した本 | Comments(2)

何を反転するか

反転授業というと、「生徒にパソコンで宿題をさせること」 「タブレットで学習すること」 とイコールだと思われている節があるけれど、訳しながら理解した限り、この本が言っているのはそういうことではない。 確かにデジタルのプラットフォームやデバイスを活用する方法がいろいろと提案されているけれど、本当に打ち出しているのは学習環境にITを持ちこむかどうかではなく、教える/学ぶのあり方を柔軟に考えること。 そして究極的には、教育の場を 「この単元を教える/学ぶ」 場というより、「ものを学ぶとはどういうことか、『自分が』 学ぶとはどういうことか、それを教える/学ぶ」 場にすること。

「勉強なんかしたって将来何の役にも立たない」 というよくある言説は、ある意味で当然。 そりゃそうだ。 ずっと学生やってるわけじゃないんだし、学校でやってることがまるまるそのまま役に立つわけないじゃん。 むしろ勉強は社会に出てからしなくちゃいけないわけだけど、それまでに勉強の仕方を身につけてなかったら、どうしようもない。 橋の設計がこちら側の岸で1ミリずれれば、対岸で何キロもズレてしまうように、取り返ししづらいことになってしまう。

生徒たちは、学校という場のテーマが「教わる」ではなく「学ぶ」であると気づく。
学ぶこと自体がどれほど重要であるか――
生徒がそれを理解すれば、学校は学び舎(まなびや)に変わる。


学校で本当に教えなければならないのは、本当に学ばなければならないのは、「いかに学ぶか」ということ。それがわかっているかいないかで、人生のゆたかさはきっと大きく変わってくる。

・・・というか、これを中2あたりの自分に言ってやりたい。 それこそまさに 「何の役にも立たないッ」 とキレながら窓の外ばっか見ていた私を小一時間正座させて教えられればいいのに。わっかんないんだろうけど(笑)。

じゃあ、今の私は、果たして学ぶ者でいられてるのかどうか。 「教わる」 じゃなくて 「学ぶ」 姿勢でいられるかどうか。 残念なことに年齢を重ねた今では、もう口をアングリ開けていても誰も餌を入れてくれない。
生徒・学生時代の私の怠慢ぶりは変えられないけど、 せめてここからは。そんなふうに考えながら訳した本。



作業の一部では、信頼する翻訳者、久保尚子さんと保科京子さんの知恵をお借りしました。ありがとうございます!
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5/20の作業記録
 案件A:7枚訳す。
 案件C:1件作業。
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by yumi_in_the_rye | 2014-05-21 21:50 | 訳した本 | Comments(0)

FLIP!

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「反転授業、反転学習(Flipped Classroom)」 というのは、簡単に言えば、従来の 「学校で授業→家で宿題」 というスタイルを引っくり返して、「最初に家で学習→授業は確認、応用、実験などに使う」 という教授法のこと。 自宅学習には、たとえば先生が黒板の前に立って教える部分をビデオに撮影してオンライン視聴可能にした教材を使用する。 生徒はそれを自宅で視聴し、学習範囲の基礎を学んだ上で、翌日の授業に出席する。 「聞くだけ」 や 「読むだけ」 の部分を自分のペースで済ませておくことで、学校という場で先生と対面するからこそ深められる部分を充実させ、確実な理解を導く――というコンセプトだ。
個人的な感覚では、ここ半年くらいで、新聞などのメディアでこの教授法が取り上げられる頻度もかなり増えた印象がある。 武雄市の小学校で導入されたのが話題になっているけど、それ以外でもこのスタイルを試す学校は少しずつ出てきているみたい。


・・・この反転学習を実践したコロラド州の高校の化学教師2人、ジョナサン・バーグマンとアーロン・サムズの著書 『反転授業 基本を宿題で学んでから、授業で応用力を身につける』 を訳しました。東京大学大学院の権威ある先生方が監修してくださっています。
一応は現役の先生のための内容だけど、何らかの教育に携わる人や、子どもを持つ人にも興味深く読んでもらえると思うし、社会における教育の新しい可能性について関心があるなら、きっと立場を問わず多少なりと刺激を受ける本なんじゃないかな、と思う。

時代の少し先を行く意義がある本を訳すことができて、翻訳者としてとても嬉しい。
そういうわけで、今年2冊目・通算27冊目の訳書、Amazonでは今日から取扱いが始まってます。 どうぞよろしく。



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5/18の作業記録
 案件A:11枚訳す。
 案件I:4枚チェック。

5/19の作業記録
 案件A:14枚訳す。
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by yumi_in_the_rye | 2014-05-20 21:47 | 訳した本 | Comments(0)

反転

出版を記念して著者来日講演、ワークショップを開催します。330万人が受験しているマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)を実施・運営する株式会社オデッセイコミュニケーションズ(東京都千代田...



おや? なんだか面白そうな本かも。

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5/14の作業記録
 案件A:11枚訳す。
 案件C:資料探し。
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by yumi_in_the_rye | 2014-05-15 13:03 | 訳した本 | Comments(4)

新しい媒体

e0078326_16140563.jpg本日、新聞デビュー。

今まで書籍や雑誌のほかに、ウェブや映像 (宣材ビデオや夜中の通販番組だけだけど) も経験させてもらってきたけれど、新聞掲載の記事を訳したのは初めて。
もちろん名前は出ないけれど、嬉しい。


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5/11の作業記録
 案件B:3枚チェック。
 案件H:8枚訳す。
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by yumi_in_the_rye | 2014-05-12 16:05 | 訳した本 | Comments(0)

世界は傾いている

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そう考えた瞬間、疑いようのないひとつの真実が目の前に浮かび上ってきた。世界は傾いているのだ。 「進んだ」 とか 「西の」 などと呼ばれてきた北側の国々から、中国、インド、インドネシア、ブラジル、その他中東、さらにはアフリカをも含む急成長中の国々へと、経済の中心がシフトしている。 技術や経営ノウハウや資本は西から東へ、つまりはアメリカと西ヨーロッパから日本へ、韓国へ、そしてアジアの勢いある国々へと伝わっていくというのが、これまで数十年間の標準的な見方だった。しかしこんにちでは、その流れが主に北から南へと動いている。

富は北から南へ動き、雇用も北から南へ動いている。 大小を問わず、地球の南側で生まれた企業には、強烈な起業家的野心がある。多くは二桁成長を叩きだし、母国に雇用と繁栄とをもたらしている。 規模を広げ、あらゆる側面から北側の企業に挑んでいる。 彼らが絶大な勢いを我がものにしている一方で、伝統ある大手企業――数十年にわたって支配してきた企業も――のほうは、一桁台前半から半ばの成長率を守るのがやっとという状態。 変化を起こしているのは南だ。 それを不安に感じるのは北のほうだ。


「世界は平らだ」 とフリードマンが書いたのは2005年。 そして2013年に出た著著で、ラム・チャランは 「世界は傾いている」 と述べる。 こんな衝撃的な提言から始まる本作は、しかし、新興国の勢いある台頭を紹介するだけの本ではない。
ビジネスの発想を根本的にシフトし、距離と時間の捉え方を大きく転換して、ヒト・モノ・カネを全く新しい方法で獲得・活用していく道を見出せる企業でなければ、この激動する経済では生き残っていけない。旧態依然の現状維持ではやっていけない。 だが、柔軟なパラダイムシフトができるなら、傾いた世界は転がり落ちそうな恐ろしい場所ではなく、むしろ幅広い機会が待つ胸躍るフィールドだ。

新興国に関連するかどうかにかかわらず、今とこれからのビジネスと経済を考えるにあたって、本書はきっと興味深く読める一冊だと思う。
私の経験値としても、この本を訳せたのは本当に大きかった。 そういうわけで、今年の1冊目、通算で26冊目。 『これからの経営は「南」から学べ 新興国の爆発的成長が生んだ新常識』、本日発売です。

この本が出て、とても嬉しい。 どうぞよろしく。





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by yumi_in_the_rye | 2014-04-22 10:19 | 訳した本 | Comments(0)

お互い変わったよね

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久々に『Rolling Stone』の記事を訳したよ。
最近そうとうにブッ飛んでいるこの方、マイリー・サイラスの話。



確か4年くらい前にも、一度彼女に関係する仕事のオファーがあった。 そのときはスケジュールの都合もあって断らざるを得なかったんだけど、あまり残念じゃなかったのは、当時のマイリーが単なる good girl だったから。 かわいいだけのアイドルなんて別に面白くないと思って。
マイリー、今のほうが観察対象としては格段に面白い。 いいタイミングで縁が戻ってきてくれた。


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11/7の作業記録  
案件A:19枚訳す。  
案件B:読んでる。  
案件C:原稿準備。

11/8の作業記録  
案件B:読んでる。  
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by yumi_in_the_rye | 2013-11-09 16:00 | 訳した本 | Comments(0)

瞬間最大風速的な

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人に教えていただいて、なんとか現場目撃に間に合った。

中学のときに通ってた小さな塾の国語テストでイチバンになって以来、という気がするので、記念キャプチャ。



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10/9の作業記録
 案件B:1件作業。
 案件F:24枚訳す。
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by yumi_in_the_rye | 2013-10-10 22:53 | 訳した本 | Comments(4)

今度は30秒

・・・・・・私は自分のキャリアの中で、言葉で成功する人、言葉で失敗する人を、数多く見てきた。
うまくコミュニケーションができないせいで昇進もできない社員。
指示を的確に伝えられないせいで部下をまとめられない上司。
立て板に水のごとくしゃべりまくるだけで、売り込みに失敗するセールスマン。
中身のない演説をだらだらと続けるせいで再選を逃す政治家・・・・・・。

彼らはみな、聞き手をただ退屈させるために多くの時間をかける。
本当は、たった30秒で聞き手の心をつかめるというのに。

・・・・・・もちろん、ビジネスにおけるコミュニケーションのすべてが30秒で済むわけではない。 時間をかけて信頼関係を構築することも重要だし、ビジネスが毎回同じパターンで展開されるわけでもない。 だが要点を伝えるという点に限っては、30秒がもっとも効果的なのだ。

一番大事な核心部分は30秒にまとめて、前後の時間は準備とフォローに使う。 正しい30秒メッセージは、伝えたい要点を目的地へ、すなわち聞き手の頭に確実に届けて定着させる。 いつでも、どんな場所でも、注意をひきつけなければならない場面で、30秒メッセージは効果を発揮する。


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時間や数字をタイトルに使った本、タイムマネジメントやコミュニケーションの本は、これまでも何冊か訳してきたけれど、今回が最速最短。
結果を出す人の 30秒で話を伝える技術』 です。

薄くて気軽に読めるボリュームだし、本文も簡潔で平易にコミュニケーションスキルが解説・紹介されていて、実用的な1冊であります。 原書は1986年に刊行され、同年に翻訳が出ているのですが、今回出版社とタイトルが変わって新訳として出ることになりました。
もちろんスピーチスキルのテクニックは現代でも充分に通用しますし、編集で原書や旧訳にはない見出しや箇条書きが入って、わかりやすいです。

一方で私にとっては、30年前にこの本を訳された翻訳者さんの仕事を勉強させていただく機会にもなり、とても貴重でした。 もちろん引きずられないように注意したけど、あとから確認したら結果的に同じになっていたところもあって、新訳の難しさや面白さを実感したり。

推敲にあたっては、私とよく似た書き癖をもつ長野の翻訳者、今井仁子さんの力を借りました。 ありがとうございます!

そういうわけで、これが今年の6冊目、通算で25冊目。 記念すべきクオーターで、今年は打ち止めです。
正直言って、ボリュームや内容の差異を問わず、1年間に6冊も出るのは多分生涯でこれきりだと思う。 たくさんの人にお尻を押したり叩いたりしてもらいました。 感謝しつつ、これからもっと頑張らなきゃ、と。

本日発売です。どうぞよしなに。
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by yumi_in_the_rye | 2013-09-25 20:02 | 訳した本 | Comments(0)

雪と花、あわせて178

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バリ旅行備忘録をあとまわしにして、先週、不在中に出た本の紹介であります。

レース針で編む 雪の結晶モチーフ100 』、主婦の友社から9月4日発売。
100種類もの雪の結晶のデザインと、その編み方を紹介した美しい本です。


出た本といっても、これは私の訳書ではなく、『キャス・キッドソンの世界 stitch!』 でご一緒した小林博子さんとの共訳。 正確に言えば小林さんがメインで、私がちょっとかませてもらって、連名で出させてもらいました。
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イギリスと日本では手芸の説明も細かいところで違ったりするわけですが、編集者さんの尽力と監修・校正してくださった手芸作家さんのサポートもあって、見た目にもうるわしい1冊になりましたよ。



100種類もの雪の結晶は、それぞれが本当にきらきら輝いているようなデザイン。 私は東京生まれで、本物の雪の違いを見分ける目も言葉も持たないけれど、手芸を通じてこんなにも美しいバリエーションの存在を知るというのも、実に興味深く、見ているだけでも楽しいです。

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そして、同時発売でさらにもう1冊。e0078326_18531197.jpg


こちらは 『stitch!』 と 『patch!』 と 『doll』 で共訳した上川典子さん訳の 『かぎ針で編む 花のモチーフ78』。 今回は共訳ではないのですが、こちらもほんのちょっとだけかかわらせてもらいました。



これもねー、本当にかわいい。 78パターンのデザインが4種類のカラーごとに分類されているんだけど、そのコンセプト自体もあざやかな魅力があって(訳がいいのよー)、本の中にほぼ文字通り花をまき散らしたような1冊。 糸とかぎ針、指先とセンスだけを駆使して、これだけ華やかに有機的なものが再現できるんだから、手芸は奥深いです。


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小林さんと上川さん、2人のご尽力と、作品(手芸と翻訳、両方)に対する丁寧で真摯な姿勢を見せていただいたことに、改めて心からお礼申し上げます。

・・・見てるだけでもかわいい2冊なので、手芸好きのそこのあなた、秋の夜長のプロジェクトに178の雪と花を、ぜひ。
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by yumi_in_the_rye | 2013-09-09 19:57 | 訳した本 | Comments(6)


最近の清水ジャンプ

by yumi_in_the_rye
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MYSELF:
Yumi
---Translator (E > J)

翻訳者です。
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