still crazy after all these years



2017年 10月 07日 ( 1 )


リリースするって、そういうこと

『壊れた世界で”グッドライフ”を探して』 は、私にとって、ちょっと思い入れが強すぎる本だった。 訳しているあいだもすごく嬉しかったし、すごく苦しかった。 責了して手が離れてからも、発売が待ち遠しいような、怖いような。 初めて本が出せたときと同じか、もしかしたらそれ以上にどきどきしていたかも。

自信作だから、というわけではないんだよね。 他人様からの評価という意味での自信は、この本に限らず、一生もてないかもしれない。
この本の中身に私が賛同し信奉してるか、といえば、別にそういうことじゃない。
なんというか、いろんな意味で、自分の中で本との距離がすごく近かった。
初めて翻訳者になった頃から 「いつか・・・という本をやりたい」 と心の中で思っていたことを、編集者さんなどに聞かれるたびに夢として語っていた条件の一部を、今回の本が満たしていたからだと思う。

夢が叶ってしまったらどうすればいいんだろう?
よくも悪くも今の私の100%だな、と思えるところに来たならば、次はどうすればいいんだろう?

そんなことをぐるぐる考えながら、木曜日は、この本の打ち上げ@原宿。 この本にかかわった方が何人も、もしかしたら私以上に強い思い入れを見せてくださって、そこから話がいろんな方向に広がっていくのを聞きながら、ああ幸せだ、と思った。 翻訳者になってよかった。 留学経験があるわけでもない、学歴やキャリアが高いわけでもない、英語力もそれほどないくせに、なんとかやってこられてよかった。 この本を訳せるところまで続けてこられてよかった。

打ち上げだけじゃない。 古い友人が何人か 「買ったよ」「読み始めたよ」 という連絡をくれた――私が「買って♪」「読んで♪」とゴリ押ししたあなたも――ことが、すごく嬉しかった。 彼らに褒めてほしいわけじゃない、読んでほしいんだ、という自分の気持ちを確認できたら、ぐるぐるぐずぐず考えていた執着みたいなものが軽くなってきた気がする。

大丈夫。あとはlet it goできる。 売れても売れなくても、評価されてもされなくても。



100%ができたと思ったなら、今度は、その100%をデフォルトにして、さらに高いレベルを100%にしていけばいいわけでね。

ある意味でひとつの恋が終わった郷愁を埋めるのは、次の恋の役目。 幸いにも、負けず劣らずわくわくして訳してる本が、今ゲラになってるのと、これからゲラになるのと、今はまだ途中の原稿のと、次の原書とで待ってくれている。 だからまだまだ走っていけると思うし、もう少し欲張ってみようと思う。

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10/4の作業記録
 案件A:19枚訳す。
 案件E:12枚訳す。

10/5の作業記録
 案件A:5枚訳す。
 案件E:45枚チェック。


10/6の作業記録
 案件A:11枚訳す。
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by yumi_in_the_rye | 2017-10-07 23:34 | 訳した本 | Comments(0)


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