still crazy after all these years



iPadが来た、そして去った

要請を受けて、親戚の後期高齢者が使う iPad を私がかわりに購入した。 設定したり、画面をキャプチャしてマニュアルを作ったりする作業のために、1週間ほど私の手元に置いていじってたんだけど、先日正式な所有者のもとへ渡しに行き、ひととおり操作方法の説明をしてきたところ。

で、思ったことが2つ。

(1)iPad/iPhone の連携っぷり、すごい
iPad を持っている人、iPhone と iPad を両方持っている人は当然たくさんいるわけだから、今さら感想を述べる必要もないんだけど、まぁシームレスですなぁ。 AppleID があり、WiFi がある環境なら、箱を開けてすぐに使い始められる。 もともと持っているケータイが iPhone の場合、そこに iPad を買い足すと、なんていうか目新しいものが増えた感じがしないな、と思った。
いい意味で言えば、シームレスでストレスが全くない。
悪い意味で言うと、「新しいおもちゃが来た!どうやって使うんだろう!」 っていうワクワク感にちょっと欠けるような。

(2)高齢者のわからなさっぷり、すごい
そういうわけで、私にとってはおおむね直感的に労なく iPad を使うことができる。 それは私の力量ではなくて、「直感的に使える」 ことこそが、 iPad や iPhone に限らず Apple のお家芸だから。
だけど今回、高齢者の直感的なわからなさっぷりがApple のお膳立ての遥か上空を行くもんで、度肝を抜かれてしまった。
ケータイはもちろんガラケー (らくらくホン的なやつ) で、パソコンもワープロも人生で一度も触ったことがなく、これまでに使用経験のあるデバイスで iPad に一番近いのは電車の切符販売機、というご老人は、iPad に対して 「とりあえずそれっぽいところをタッチしてみる」 どころか 「とりあえず触ってみる」 にもなかなか至らない。 操作を教える段階でも、「え、そこから?」 みたいな展開も何度あったことか。

いや、「老人には iPad がわからない」 ことに驚いてるんじゃないんだ。 操作方法の見当がつかない――というのは、ある程度想定していたつもりだったし、それを踏まえてマニュアルもシンプルに書いたつもりだったけど、その 「見当がつかなさ具合」 を完全なるゼロベースで想定しきれてなかったと気づかされた、というか。

私は大学卒業後に入った会社で、ソフトウェア開発の営業支援みたいな業務に携わっていた時期がある。 対面または電話でエンドユーザーに操作方法を教えることも何回かあったけど、それも年配の方々ばっかりでさ。

ダブルクリックができない (タイミングがあきすぎるのと、クリックとクリックの間に手が震えてポインタがずれるから) とか、
マウスを持ち上げて画面にあてるとか、
マウスを机の端まで動かしたからそれ以上操作できなくなったとか、
想定外のトラブルが色々あった。

まあ正直、同期との酒の席では多少ネタにさせてもらったのは事実。 それが褒められたことじゃないのはわかってるけど、自己弁護としては、先方を前にしてるときは当然丁寧な応対を心がけたつもりだった。 真剣に、できるかぎりのサポートをしようと努めたつもりだった。 そもそも相手のほうが年齢も役職も目上なわけで、緊張のほうが勝っていたし。

でも、今回の iPad 体験で当時のことを懐かしく&ほろ苦く思い出すと共に、当時もっと 「わかって当然と思わない」 という点を真剣に考えたほうがよかったなぁ、と。 それが出来ていたら、想定外のことにいちいちびっくりせず、もっと円滑にやりとりできていたと思うし、私自身が学ぶことも多かったはずだろうし。

どこぞの本にも書いてあることだけど、「知らない」 とか 「わからない」 ことよりも、「知らない」 ことをわかれないことのほうが厄介だよな、という反省の話。

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8/14の作業記録
 案件A:13枚チェック。

8/15の作業記録
 案件A:5枚訳す。
 案件J:5枚チェック。
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by yumi_in_the_rye | 2016-08-16 19:14 | 記録 | Comments(2)
Commented by まちゃこ at 2016-08-17 10:47 x
私がいま使っているipadも、もともとは父へのプレゼントでしたが、父があまりにも使えないので、私がほぼ独占している状態です。そうなんです…教え込むのは大変だろうと想定はしていましたが、その見当つかなさ具合が把握できなくて!うまく教えられなくてイライラしてしまい、ちょっとばかし苦い思い出になっています^^;
Commented by yumi_in_the_rye at 2016-08-17 12:44
わ、プレゼントなんて親孝行ですねぇ。お父様はそれだけで嬉しくて満足しちゃったのかもしれないですね。それにしても、自分が多少なりと知ってる(と思ってる)ことを、他人に伝えるのは難しいですよね。
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