still crazy after all these years



That's all.

ドジッ娘が大慌てで走ってたら廊下に書類ばらまいちゃって、料理がんばろうと思ったらオーブンから煙が出てきちゃって・・・みたいな映画が苦手で――なんかもう見てられなくて、「ギィィィー!!」 って叫びながらそこらじゅうを地団太の足さばきで走り回りたくなってくるから――避けてきた 『プラダを着た悪魔』 をようやく観た。

いや、今更こんなこと私が言う必要ないんだけど、魅力的な映画ですなぁ。

負け惜しみじゃないけれど、これ、アラフォーの今観るからこその味わいがあるように思えてならない。 20代の頃に観ていたら、どうしてもアン・ハサウェイの 「エミリー」 のほうに視点を置いてしまうだろう。 そんな目には、メリル・ストリープ演じるミランダの立場は、「仕事の鬼だけれど、女としては本当は寂しい。 仕事を選んで普通の生活を犠牲にしてる」 としか見えなかっただろう。 それは1つのレンズとしては自然な見方なのだけれど、別のレンズから別の風景が見えて来ると、この映画は何倍にも魅力的になる。

ラストで 「エミリー」 は、恋人に 「私が間違っていた、華やかな世界に目がくらんでた」 と言って許しを求め、ファッション誌を辞めて固いジャーナリストの世界に戻る決意をする。 以前の私だったらそれをあまりにも naive だと感じてイライラしたような気がするんだけど、今の私なら、それがむしろ見事にしたたかにやりぬいた (彼女の場合はおそらく天性で) ところに小気味よさを感じるし、だからこそ、最後にミランダが微笑を浮かべるのもしっくりくる。

ミランダが自身を捧げているのはファッションの世界じゃなくて 「仕事」 に対して。
英語の 「Passion(情熱)」 の語源がラテン語の 「苦難」 であるように、好きなことをやるというのは、「そのためにどこまで進んで苦労を引き受けられるか」 であり、だからこそそれが楽しくてたまらないのであり。
初代 「エミリー」 が追い詰められてつぶやく 「私は仕事が大好き、仕事が大好き」 という台詞も、別に嘘を言い聞かせてるんじゃないわけで。

後半で一番印象に残った台詞は、ミランダの作戦の犠牲になって夢のキャリアアップを奪われたナイジェルが言った、「彼女はきっと埋め合わせをしてくれる」 かもしれない。 だって、ミランダも彼も、まだまだ仕事を続けるのだから。


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2/5の作業記録
 案件A:18枚訳す。
 案件C:原稿見直し。

2/6の作業記録
 案件A:9枚訳す。
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by yumi_in_the_rye | 2016-02-07 13:48 | 記録 | Comments(0)
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