still crazy after all these years



反転2

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昨年の 『反転授業』 の続編になる訳書が出ました。
反転学習 - 生徒の主体的参加への入り口』 です。

「反転授業」 のコンセプトは、今回の 「反転学習」 の入門編でした。 反転授業と言えば、「=生徒が家でビデオを見て学習すること、生徒にタブレットを与えること」 だと理解されている傾向があるかと思います。 前作 『反転授業』 は、確かに 「ビデオを見せること」 に関する解説に多くのページを割いていますが、「反転=ビデオ(デジタル)」 ではない、という点については前作でもしっかり明言していました。
では、反転学習とは何なのか。
それをより明確に強く打ち出したのが、今回の 『反転学習』 です。

私たちは、すべての教師が考えるべき根本的な問いがあると思っている。少々ドラマチックに響きすぎるおそれもあるが、この問いを 「ワン・クエスチョン」 と呼びたい。 本書は、次に示すワン・クエスチョンを共通のテーマとして展開していく。

「教師と生徒が顔をあわせる時間を最大限に活かすためには、その時間をどんなふうに使うべきだろうか?」  


「生徒と過ごす日々の1分1秒」 という 「教員にとって何より大切な資源、資産」 を、最大限に活用して、学校を 「教える・教わる」 場ではなく 「学ぶ」 場にする。 そのための方法を考える (デジタルの使用にこだわらないが、デジタルが役立つことは多い)・・・というのが、本書のメッセージだと思っています。

訳しながら、さまざまな状況で生徒との対峙方法を模索する先生という職業の方々の苦労に、本当に頭が下がる思いがしたものでした。 この本は、著者2人の書いた章と、多様な科目を担当する9人の先生たちが寄稿した体験談で構成されているのですが、そのあちこちににじみでる 「教育に対する思いの強さ」 に心を打たれました。
訳書でそういう部分も伝わればいいな、と思っています。

こうした専門書を私だけで訳せるわけもなく、 東京大学大学院情報学環 反転学習社会連携講座の権威ある先生方が監修してくださっています。 訳者の至らぬ部分をかなり (相当に) 拾っていただきました。 この場を借りて心からのお礼を申し上げます。

さらに、私の作業プロセスにおいては、長野の翻訳者コンビ保科京子さん、今井仁子さんの力を借りました。 一部で久保尚子さんにも助けていただきました。
信頼する仲間の力に支えられたことを本当に嬉しく、ありがたく思っています。 ありがとうございました!


・・・そういうわけで、ようやく今年の1冊目。
通算で29冊目の訳書です。どうぞよろしくお願いいたします。




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by yumi_in_the_rye | 2015-07-03 09:02 | 訳した本 | Comments(2)
Commented at 2015-07-04 13:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yumi_in_the_rye at 2015-07-05 13:49
関心を示してくださってありがとうございます。
ハイフェッツの本は、マーティ・リンスキーのほうから調べる必要があって、資料として最近読んだばかりです。
<< 還元するために、まず取り入れる これもギャップ分析 >>


10歳かな

by yumi_in_the_rye
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