still crazy after all these years



2014年に観た映画【後編】

つづき。








51.『ジャッジ・ドレッド』(リメイク)
オリジナルをちゃんと観たかどうか憶えてないのだけれど(多分観てない)、私の頭の中では確実にロボコップとごっちゃになってる。リメイクを見て、また余計に。

52.『絶対の愛』
これは邦題がミスリーディング。愛の物語だと思って観ると腹立たしいばかりでつまらない。アイデンティティクライシスと、それを/それがもたらした狂気の話だと思って観ると、後半の「お面」のあたりからぐっと面白く緊迫してくる。彼女が整形して別人となって自分の前に現れたことを知った男は、苦脳の末に<ネタバレ→整形返しをする。女は男が「顔を変えた」ことだけは知りつつ、どう変わったかわからないので、全ての男が彼に思えて徐々に狂気に走る>・・・のだけれど、あれは愛ゆえの判断じゃなくて<ネタバレ→男の復讐だったんじゃ?整形はしてなくて、「した」と思いこませることによって、女を追い詰めた<←>ってことは考えられない?

53.『マドモアゼル』
オンナってひどい、と思いつつ、なんかわかるような気がする自分にもやもや。閉鎖的な村は怖いわー。

54.『世界でひとつのプレイブック』
あくまで一般論だけど、ブロンドのほうがおバカっぽい印象を与えるものなのに、この映画でのジェニファー・ローレンスは黒髪のほうが聡明さが感じられない、という非常に面白い現象。聡明ではないけれど繊細で、賢明ではないけれど鋭くて、頑迷なくせに弱くて・・・というのを見事に内包させている。イライラするけどハートウォーミング、って陳腐なキャッチコピーみたいだけれど、まさにそんな映画。

55.『レミーのおいしいレストラン』

56.『悪の法則
キャメロン、いい感じの老け方に説得力があって、素晴らしい。それにしても主人公は考えが甘すぎやしないか。

57.『嘆きのピエタ』
この映画を観ていたとき、ちょうど身体とこころの関係の本のリーディングをしていた。身体的な寒さが冷酷さにつながる(←相当はしょって書いてます)というくだりがあったのだけれど、この映画のラスト近くで登場人物が裸足で霜のおりた地面に立っていたのは、「冷酷になるために身体を冷たく」という意図だったんだと納得。監督にどこまで知識があってのことかわからないけど、あの確信的なカメラワークは、明らかに意識はしてたと思う。

58.『インビジブル・ウエーブ』
浅野忠信の表情や台詞回しは、大根と見間違える紙一重の、実に絶妙なナチュラルさがあると思っている。それは非常に危ういバランスだから、彼の魅力を引き出せるかどうかは繊細な手腕と目が必要だ。なのに台詞そのものが「悪い意味で、へたくそな翻訳みたいな」レベルなので、魅力を引き出せないどころか、全体が学芸会。あれは役者に謝るべきじゃないか。絵ありきで映画を作るにもほどがある。

59.『凶悪』
おおおおお怖かったー!ピエールとかリリーとかかわいい名前なのに―!
だけど一番ぞっとするのは主人公の「ジャスティス・ハラスメント」とでも言えそうな、その実は「蜜」を求める心理の怖さ。最終的に自分の非を納得しきれていない様子も含めて、すばらしい表現だった。

60.『REDリターンズ』
ビョンホンのきょとん顔がかわいい。

61.『ウォールストリート・ダウン』

62.『予言』
なにこの茶番演技?

63.『天国の口、終わりの楽園』
大人の入り口に入る手前の少年たちを描いた『スタンド・バイ・ミー』を、少しだけ成長させると、この作品になるのかも。彼らはナイーブで傷つきやすいけれど、自分のナイーブさで傷つくのはイヤだ、という羞恥心か矜持か何かは既に芽生えている。だから切なさをごまかす術を身に着けたはずなのに、それが簡単にはがれてしまい、本人が一番あわてるのだ。
エンディングのオチは唐突。前半でちゃんと伏線をはっておいてほしい。

64.『ディア・ブラザー』

65.『アップサイド・ダウン』
思ったよりずっとよかった!ので、あと少しの詰めの甘さがすごく惜しい。もっとSFとしての完成度を追求したほうが恋愛映画としての説得力も増すだろうし、恋愛の部分をもっとこまやかに描いたほうが、SF映画としてのクオリティも高まるのに。

66.『タイピスト!』
決して悪い意味でなく底の浅い、かわいらしくまとまった作品。ただ、この作品を「今」撮るメリットがあまり感じられず。

67.『大脱出』(大好きなマックイーンのじゃなくて、シュワ×スタローンの)
演技力対決は、僅差でシュワルツェネッガーの勝ちじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

68.『パッション』(ゴダールじゃなくて、メルギブじゃなくて、デ・パルマの)

69.『トランス』

70.『恋する惑星』

71.『ハッシュパピー バスタブ島の少女』
少女の瞳に宿る「怒り」、あれはおそらく天性のものだと思う。彼女は女優としては別に大成しないんじゃないか。それは別に批判じゃなくて、この1本で充分に見せたと思わせるきらめきがある。

72.『ヒッチコック』
『羊たちの沈黙』でアンソニー・ホプキンスに出会って以来、彼を「レクター博士」ではなく、「アンソニー・ホプキンス」でもなく、完全にその役柄としてだけで見られたのは、この『ヒッチコック』が初めてかも。天才とか、奇抜さとか、斬新さで知られていた人物は、やはり偏執狂というか強迫神経症的なところがあるものらしい。

73. 『パピヨン』(制作30周年特別記念版)

74.『ピアノレッスン』

75.『女優霊』

76.『バイオハザード ダムネーション』

77.『RUSH プライドと友情』

78.『天使の涙』
あーもうー!こんな繊細な演技をする役者を、あまあまドラマで日本デビューさせ、ゲームの声優で大根役者のイメージを植え付けた責任者でてこーい。すっかりダメ役者だと思い込んでたじゃん!

79.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
お耽美系のイメージが定着することを恐れて『ザ・ビーチ』に出ちゃったデカプは、『華麗なるギャツビー』と本作で、「カネと権力とオンナがすべて」がタイプキャストとなっちゃうことは別に恐れないのかしら・・・。『華麗なる』はレッドフォードよりも好きだと思ったけど、こっちはブッ飛びすぎててあっけにとられているうちに終わる感じ。ウオール街のえげつなさを書いた本(『フィアスコ』とか)を読んでいると、嫌悪感と同時に「いくらなんでも誇張でしょ」という思いがするものだけれど、そうした世界が少しだけ現実味を持って理解できる気がする。別にしたくもないけど。

80.『ファインドアウト』
虚言の連続を、しかも相当な頭の回転の速さで繰り出すアマンダ・セイフライドの表情にものすごい真実味があって、信じていいのか悪いのか最後までハラハラさせる。ラストは少し拍子抜けだけど・・・あれ、実は<→>狂言だった、<←>というオチのほうが面白いと思うんだけど。主人公が、妹に<→>「自分と同じ立場」になってもらうために(=自分と同じように殺人犯におびえるようになってもらうために)&警察に自分を信用させるために、殺人犯を雇って妹を誘拐させた、と。そうだとすれば口封じのために殺しちゃうのも筋が通るし。<←>

81.『マチェーテ・キルズ』
ダニー・トレホは、野村将希さんに似てる。『水戸黄門』の飛猿の。

82.『ハンター』
タスマニアには行ったことがないけれど、オーストラリアにいた頃は「すごく小さい島」だという認識だった。とんでもない。雄大で、『ホビット』のロケがあったニュージーランドの景色に似てるけど、こっちのほうが遥かに荒涼としていてわびしい。そこを歩き、標的を追うウィリアム・デフォーと、探される標的とは、絶望的な孤独という点でシンクロしている。

83.『ブエノスアイレス

84.『ファントム 開戦前夜』
ドゥカブニーは宇宙人にやられて思考がおかしくなっちゃったのかな。

85.『譜めくりの女』
主人公が無機質的で冷酷なのか、役者が大根なのか、区別できない作品。

86.『ファウンテン 永遠に続く愛

87.『悪魔を見た

88.『ロボコップ』リメイク版
思ったよりよかった。以前のロボコップは、「半分機械だからポンコツ」という描き方だったけど、今回は「半分人間だからむしろポンコツ」という逆転が面白い。

89.『スノーピアサー』

90.『プレイス・ザ・ビヨンド・パインズ/宿命』

91.『300 帝国の進撃』
エヴァ・グリーンにはこういう役をぜひやってほしいと思ってた!あの三白眼には絶対に、心底悪い表情が似合う。

92.『クロニクル』
多少強引なところはあるものの、最近はやりの「その世界の中でカメラ撮影された映像だけを使う」という設定としては、かなり秀逸じゃないかと思う。そして超能力を得た若者はどうなるか、という点でも、おそらくこれが真実に近いんじゃないだろうか。あの美しい空のシーンのあと、「このことは忘れない」とつぶやく主人公の気持ちは、体験こそ特殊でも、きっとごく普通のものだ。『スタンド・バイ・ミー』に置き換えることだってできる。ああいう特別な体験を胸に抱きつつ、それでも少しずつ色あせさせながら、少年は大人になっていくのが当たり前なのに。

93.『ハミングバード』

94.『アメリカを売った男』

95.『プリズナーズ』
パッケージでは、ジャックマンvs.ギレンホールに思えるのだけれど、そうではなかった。ギレンホールの活躍としては物足りないかも。

96.『ローンサバイバー』

97.『ニード・フォー・スピード』

98.『ハンガーゲーム』
なるほど、ありがちで都合のいい設定だけど、エンタテインメントとしてよくできてる。逆説的だけど、ジェニファー・ローレンスがこの映画で終わってしまう女優じゃなくて本当によかった。

99.『ハード・ラッシュ』

100.『狼の死刑宣告』
この映画のケビン・ベーコンは、少しウィリアム・デフォーに似ている。彼が復讐の鬼(というか狼)と化す過程が2段階になっているのがリアルでいいと思った。

101.『ブリット』
えー、そんなオチあり? そういうラストにするんだったら、事件のほうをもっと漠然とさせて、彼の内面をもっと出していかなきゃと思うんだけど。無駄に事件描写が詳細だったら単なる肩すかしじゃん・・・。
サンフランシスコの例のカーチェイスは本当に手に汗握る。車酔いするかと思った。

102.『シュガーマン 奇跡に愛された男』

103.『ハンガーゲーム2』
フィリップ・シーモア・ホフマン、大事な役どころなのに、どうするんだろう・・・。

104.『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
トム・クルーズは、トム・クルーズというブランドをきっちり築いたからこそ、今それを壊すという新たなブランド化を確信犯的にやっている。そのプロ意識を全力で楽しむのが、プロオーディエンスの務め。

105.『イントゥ・ザ・ストーム』

106.『フルスロットル』

107.『REC』

108.『ディアトロフ・インシデント』
ああ、なるほど。テレポーテーション時間移動を組み合わせたのはなかなか面白いと思うけど、それをやるとなんかもーそれでおしまいで、細かい破綻を追究しても意味がなくなっちゃうような。

109.『REC 2』

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by yumi_in_the_rye | 2015-01-02 11:59 | 観た映画 | Comments(0)
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10歳かな

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