still crazy after all these years



何を反転するか

反転授業というと、「生徒にパソコンで宿題をさせること」 「タブレットで学習すること」 とイコールだと思われている節があるけれど、訳しながら理解した限り、この本が言っているのはそういうことではない。 確かにデジタルのプラットフォームやデバイスを活用する方法がいろいろと提案されているけれど、本当に打ち出しているのは学習環境にITを持ちこむかどうかではなく、教える/学ぶのあり方を柔軟に考えること。 そして究極的には、教育の場を 「この単元を教える/学ぶ」 場というより、「ものを学ぶとはどういうことか、『自分が』 学ぶとはどういうことか、それを教える/学ぶ」 場にすること。

「勉強なんかしたって将来何の役にも立たない」 というよくある言説は、ある意味で当然。 そりゃそうだ。 ずっと学生やってるわけじゃないんだし、学校でやってることがまるまるそのまま役に立つわけないじゃん。 むしろ勉強は社会に出てからしなくちゃいけないわけだけど、それまでに勉強の仕方を身につけてなかったら、どうしようもない。 橋の設計がこちら側の岸で1ミリずれれば、対岸で何キロもズレてしまうように、取り返ししづらいことになってしまう。

生徒たちは、学校という場のテーマが「教わる」ではなく「学ぶ」であると気づく。
学ぶこと自体がどれほど重要であるか――
生徒がそれを理解すれば、学校は学び舎(まなびや)に変わる。


学校で本当に教えなければならないのは、本当に学ばなければならないのは、「いかに学ぶか」ということ。それがわかっているかいないかで、人生のゆたかさはきっと大きく変わってくる。

・・・というか、これを中2あたりの自分に言ってやりたい。 それこそまさに 「何の役にも立たないッ」 とキレながら窓の外ばっか見ていた私を小一時間正座させて教えられればいいのに。わっかんないんだろうけど(笑)。

じゃあ、今の私は、果たして学ぶ者でいられてるのかどうか。 「教わる」 じゃなくて 「学ぶ」 姿勢でいられるかどうか。 残念なことに年齢を重ねた今では、もう口をアングリ開けていても誰も餌を入れてくれない。
生徒・学生時代の私の怠慢ぶりは変えられないけど、 せめてここからは。そんなふうに考えながら訳した本。



作業の一部では、信頼する翻訳者、久保尚子さんと保科京子さんの知恵をお借りしました。ありがとうございます!
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5/20の作業記録
 案件A:7枚訳す。
 案件C:1件作業。
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by yumi_in_the_rye | 2014-05-21 21:50 | 訳した本 | Comments(0)
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