still crazy after all these years



Small Giants から Finish Big へ


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 どんな起業家でも、いつかは表舞台から身を引くときが来る。 ビジネスの世界においては数少ない 「絶対確実なこと」 の一つだ。 存続性のある会社を築けているならば、時期と方法は自分で選べるだろう。 だが 「身を引くかどうか」 は選択の問題ではない。 引くべきときは必ず来る。 それは疑いようがない。

(……)ビジネスという旅路にはさまざまな側面がある。 マーケティング、財務、顧客サービス、経営、企業文化についてネットで検索すれば、あふれるほどの情報が見つかる。 ところが出口 (エグジット) 戦略に関する情報量は本当に少ないのだ。 かろうじて得られる内容と言えば、売却益を最大化する方法ばかり。 だが、起業家が身を引くまでのプロセスには実に多くの要素がかかわってくる。 幸せなエグジットができるかどうか――すなわち 〈大いなるゴールを迎える(Finish Big)〉 かどうかを決めるのは取引金額だけではない。 金額の多寡以外の要素も、決して軽視できない大事な役割を果たすのである。

「ビジネスをいかに始めるか (スタートアップ)」 を伝える本が多くあふれている中で、本書は 「いかに身を引くか (エンドアップ)」 に焦点を当てた、比較的珍しい本だと思います。 出口戦略と言えば、「いかに高く売却するか」 という切り口で語られることが多く、この本も売却や吸収の成功についてかなりの考察を提示しているのだけれど、同時に実に多角的な視点――売却に至るまでのプロセス、変化に耐えられる企業文化の構築、ふさわしい者への承継、残される従業員の待遇保護、そして起業家自身のその後の人生など――を通じて理想的なエンドアップについて語っています。
成功例もたくさん、そして失敗例も豊富に。

登場するのは企業経営者 (特に創業者、そしてシリアルアントレプレナー) ですが、「いつ引退するのか」 というのは、個人事業主やフリーランスにも重大なテーマだと思います(今の私は明らかに、この本が提示している理想のエグジットの条件を満たしていない・・・)。 そして広い視点で見れば、働く人全員にかかわってくるテーマではないかと。 経営者だけでなく、仕事をしている人にならどなたにでも興味深く読んでもらえる本だと思っています。
監訳者あとがきに書かれているとおり、「いかに辞めるか」 を考えるというのは、「いかに働くか」 を考えることとイコールですから。



・・・この本は『Small Giants 事業拡大以上の価値を見出した14の企業』 と 『経営の才覚   創業期に必ず直面する試練と解決』 (共著)の著者による3冊目の邦訳です(全て同じ版元。ちなみに『反転授業』『反転学習』も、同じ)。そして、起業と優良企業構築を考察した 『Small Giants』 に対して、今回の 『Finish Big』 は実質的に続編にあたると言ってもいいかも。話はつながっていないので、前作を読んでいる必要はないのだけれど、いくつか同じ会社の話が出て来るので、『Small Giants』を読んでくださった方にはなお面白いかな、と期待しています。

『Small Giants』 から8年。
今年の2冊目、合計で35冊目の訳書です。 どうかよろしくお願いします。



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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-26 09:39 | 訳した本 | Comments(0)

ちょっと上向き

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コバルトセージ。
香りはあんまりしない・・・。



ずっとぐじぐじ苦しんでいる作業が、わずかながら波に乗り始めた、かも。
一速と二速で蛇行運転してたのが、三速くらいにはシフトチェンジできたかも。

このまま何とかスピードを出したいので、勢いを逃さずに量を進めないと。

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9/20の作業記録
 案件A:20枚訳す。

9/21の作業記録
 案件J:原稿見直し+6枚訳す。

9/22の作業記録
 案件J:原稿見直し+4枚訳す。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-23 22:15 | スカイプランター | Comments(0)

喜びそこなった

そういえば、ここ1年くらいずっと左肩が少し痛かったのだけれど――寝違えた痛みが続いている感じで――それが台湾で受けた整体でほぼ消えたことに、今気づいた。

肩がやや痛いことに慣れてしまって、むしろあんまり意識していなかったので、その場で 「治った!台湾すごい!」 という感動をしそこなった。すごく嬉しいのに、なんだか微妙な感じ・・・。



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ところで久々に新しい本が出るよ。
こっちはちゃんと意識してすごく嬉しい!




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9/19の作業記録
 案件A:15枚訳す。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-20 23:37 | 記録 | Comments(0)

引き受け上手になりたい

仕事関連の用事で、ときどき利用しているサービスがある。
金額は安いし、クオリティも概ねちゃんとしてるのだけれど、見積もり・依頼のプロセスのとき、必ず 「がんばりますが、こうした制約があるため品質は保証しません」 という旨の文言を入れて来るのが、かすかにもやもやする。

向こうの言ってることは別に横暴でも何でもなくて、こちらとしても 「はい、条件が完璧じゃなくてすみません、ベストエフォートでお願いします」 という立場だから、それはいいんだけどさ。

だけど、情報の順番をひっくり返して 「制約があるので最高品質にはならないかもしれないけど、ベストを尽くします」 という言い方にしてくれれば、作業内容は全く同じでも、遥かに気持ちよくお金も払えるのに。

といっても、別にクレームを入れるほど怒ってるわけじゃない。 むしろ私自身、「がんばりますけど、こういう悪条件なんだから、アタシ大変なんだから、そこんとこわかってよね」 的な言い方をしがちなので――ここ数年は意識的に気を付けているつもりだけど、過去には実際にその手の発言をしてしまったこともある――気をつけなきゃ、と思うわけ。

同業者兼友人の皆さんに、ときどき翻訳関連でお願いごとをすることがあるのだけれど、その点で言えば私は本当に引き受け上手な友人たちに恵まれていると思う。 引き受けるときはもちろん、断るときや、条件を付けるときも、とても気持ちよく対応してくれる。
私のほうが頼まれごとをするパターンはあまりないのだけれど(←ということに今気づいてちょっとショック・・・)ちゃんと見習えるようでありたいと思う。




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久々にケーキ焼いた。
マーマレード入りヨーグルトケーキ。





クリームチーズのかわりに水切りヨーグルトを使って、チーズケーキもどきにすることが多いのだけれど、やっぱりクリームチーズとヨーグルトは食感が違うよねぇ。と当然のことを改めて実感。
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9/17-18の作業記録
 案件A:11枚訳す。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-19 15:54 | 記録 | Comments(0)

粘るしかない

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ツルハナナス。
うまくいけば花が咲くらしいんだけど、どうかな。





愚痴ですが。
今とりかかっている本がすごく難しい。 テーマもだけど、文章が厄介で、こんなに訳せないのは初めてかもと思うほど。
意図のつかめないままなんとかヨコからタテにして、そのまま強引に進んでいくと、だいぶしてからさっき何を言ってたかようやくわかってくる・・・という具合なので、すごく時間がかかってしまう。

だったら最初に読み進めて、先まで理解してから訳せばいいじゃん、と思われるかもしれないし、まさにそうすればいいだけの話なんだけど、私の場合はどうも読むだけじゃだめらしい。 該当の文章の訳を実際に試みてみて、それで初めて訳せなくて苦労してばかり。
オツムの程度が知れるってこういうことか、とため息が出ちゃう。

それだけに、何度も行きつ戻りつして筋が通って来るときの気持ちよさは格別なのだけれど、それにしても「格別」までが遠いよ・・・。

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9/15の作業記録
 案件A:12枚訳す。

9/16の作業記録
 案件A:5枚訳す。
 案件J:資料読み。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-17 17:52 | スカイプランター | Comments(0)

上を向いて咲く

スカイプランタ―は、気に入っているけれど、やっぱり吊るした植物は長生きしにくい。たいてい数週間したら弱弱しくなっていくので、その時点で片付けるか、間に合えば
ベランダの普通のプランターに移すことにしている。

スカイプランターで息も絶え絶えな姿になったパセリが、ベランダに移して数カ月経つ今も元気に青々としたりして、やっぱり逆さづりは無理があったと申し訳ない気持ちになったり。
(ポトスみたいに、ほぼ垂直の崖の隙間からでもしっかり伸びていくような植物なら、わりと平気みたい。雑草系も強い。サボテンや多肉植物系も丈夫だけど、吊るしたことによって伸びる方向に変化が見られにくいので、あまり面白くない)


そういうわけで、なるべく花屋の見切りコーナーを活用しつつ、数週間ごとに入れ替えている。今のひとつはこれ。
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クロサンドラというらしい。

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そして花が咲いた。

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9/13の作業記録
 案件A:10枚訳す。
 案件J:10枚見直し。

9/14の作業記録
 案件A:2枚訳す。
 案件J:12枚訳す。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-15 17:27 | スカイプランター | Comments(0)

当たるも八卦

台湾旅行の話をもう少し。

海外旅行では、機会があればなるべく占いに行くようにしている。 英語を母語としない現地の人に占ってもらって、それをやや怪しい英語で一生懸命話してもらい、こっちも怪しい英語耳で一生懸命聞くというパターンがすごく好きで。 コミュニケーションが不完全なぶん、向こうの 「これを伝えたい」 と、私の 「これを聞きたい(こう言ってほしい)」 という気持ちが先行するというのが、なんだか占いとしては正しいあり方のような気がする、というか、それが面白いと思っている。

で、台湾でもぜひ占いに行こうと決めていたわけ。 行天宮という駅のそばに、地下通路がずらりと占い通りになっているところがあって、そこで四柱推命の占いをしてもらった。そこに並んでる占い師さんは 「日本語できます」 が売りの人が多くて、前述の私の趣旨から言うと、少々日本語が達者すぎるのが残念だったけど (理想的なのはやっぱり第二言語同士の英語。 日本語なら、せめてカタコトがいいんだけど・・・って、そんな妙なリクエストをつける占い希望者はいないだろうけど)、占いの中身自体は思い当たるところがたくさんあって、サービスなのかずいぶんと希望あふれる未来予想も言ってもらって、かなり気をよくして帰ってきた。

意外だったのは、「あなたは大学院に行きましたか?」 「大学院に行くべきだった、あなたはたくさん勉強するべき人だ」 と言われたこと。
いやいや、当時の私が大学院に行くのは100%無理。 今だって無理、ますます無理なんだけど――占い師さんにそう言われたとたん、大学3年から4年にかけて、「院に進もうか」 と考えたときの記憶が強烈によみがえってきた。 多分、そんなこと思い出したのは卒業以来初めてだと思う。

当時の私が一瞬でも大学院に視野に入れた理由は、明らかに「社会に出るのがちょっと怖い」 というだけだった。 それは自覚してたし、受からないのもわかってたし、万が一、一億歩ゆずって院に進んだとしたって、私なら間違いなくその後に路頭に迷うこともわかってたから、真剣な検討はしなかった。
でも、心の中に確かに 「こんなふうに本のことを考えたり、論文書いたり、調べたりして生きていきたい」 という願いがあるのは否定できなかったことを、急にリアルにありありと思い出した。

遠回りしたけど、その願いは今、叶ったと言えなくもないわけで。
台湾の占い師さんに言われた 「勉強しなさい」 も、まさに今の私の課題と言えるわけで。

やりたいこととか、やらなくちゃいけないこととか、結局あんまり変わってないんだよなぁ、と思った。ぐだぐだ言いながらやるべきことをなかなかやれないところも同じで、それは今からでも何とかしていきたいんだけど。 ていうか、本当に勉強不足で毎日泣いてばかりだけど。



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9/12の作業記録
 案件A:36枚チェック。
 案件C:原稿見直し。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-13 21:58 | 記録 | Comments(2)

本当はかなり欲しかった

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台湾旅行の初日に行った夜市(士林夜市)で見かけた、BAOBAOバッグの偽物。



と思いきや、幾何学パーツの組み合わせが妙なオリジナリティにあふれてる。
(本物はこれ




これはこれで何だかカッコいい気がして欲しくなり、結構迷ったのだけれど、買ったとしたって東京で持つことはできないので断念。
(ポーチタイプだったら買ってこっそり持っててもいいかも、と思ったのだけれど)


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9/11の作業記録
 案件A:14枚訳す。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-12 20:33 | 記録 | Comments(0)

誰のための、何のための見栄っぱり?

THREEというブランドのネイルを塗ってると、「爪きれいですね」 と言ってもらえることが多い(当社比的に)。 塗り立てで、剥げたり欠けたりしてなければ、という条件だけど。 そして結構な確率で、ずぼらな私はネイルが剥げたり欠けたりしたままでいるんだけど。

このまえの台湾旅行のとき、行きの成田の免税店で買い物をしたら、レジの人が 「ネイル、とてもいいですね」 と言ってくれた。 ただでさえ旅行前のうきうき気分もあるから、ほめられて有頂天になるわけで。 だから1ミリも謙遜もせず 「そうなんです、旅行中って何かを持ったり指さしたりする写真を撮ることが多いでしょ、だからちょっと頑張ろうと思って」 とドヤ顔で言い放ってみた。

「なるほどー、おっしゃるとおりですねー、その点は考えたこともありませんでした」 という営業スマイルに、なぜか、もう一押しの無用な自慢が口から飛び出してきた。

「インスタに載せること考えると、やっぱりキレイなほうが映えるかなって思って」


・・・私、いつのまにインスタ始めてたんだっけ?
(フェイスブックとかツイッターとか言わないあたりに、我ながら本気で見栄を張りに行った痕跡が感じられる・・・)



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9/8の作業記録
 案件A:48枚チェック。
 案件J:12枚見直し。

9/9の作業記録
 案件A:12枚訳す。
 案件J:9枚訳す。

9/10の作業記録
 案件A:10枚訳す。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-11 17:10 | 記録 | Comments(0)

なれる人? なれた人?

今発売している 『通訳翻訳ジャーナル』 の 「通訳者・翻訳者になれる人・なれない人」 特集で、私が思う翻訳者の条件について寄稿しました――と思ったら、私が書いた内容は記事には載らなかった。 いや、アンケート集計の一部として反映してもらってるはずなので、それで全然いいんだけど。 この特集に見解を寄せているのは翻訳スクールの講師さんばかりなので、ただでさえピヨピヨの私は、講師っちゅーものとしてはますますキャリアの足りないピヨピヨだし。

アンケートには、もちろん、現時点での自分の考えを真面目に書いたつもりだけど・・・でも、ぶっちゃけ、「翻訳者になれる人」 の確かな条件なんてわからない。 私が 「なれる人」 であるという気もしない。 ただ 「なった人」 であるというだけで、それだって来年はどうなってるかわからない。

私自身が 「なりたい人」 だった頃は、「正解」 が知りたくてたまらなかったし、先人はちゃんと正解を提示してよと思っていた。 かつての私のために何かカッコいいことを言いたい気持ちはあるのだけれど、そんなものはまだ見つかっていない気がする。 見つかる日なんか、来るのかな、


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9/2-3-4の作業記録
 案件J:資料読み+原稿読み直し。
9/5の作業記録
 案件A:12枚チェック。
 案件J:40枚くらいチェック。

9/6の作業記録
 案件C:原稿見直し。
 案件J:12枚訳す。

9/7の作業記録
 案件A:12枚訳す。
 案件C:原稿見直し。
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# by yumi_in_the_rye | 2016-09-08 22:59 | 訳した本 | Comments(0)


10歳かな

by yumi_in_the_rye
カテゴリ
MYSELF:
Yumi
---Translator (E > J)


翻訳者です。
下記に掲載している
本の翻訳に関わりました。

メールはyumi_in_the_rye「あっとまーく」excite.co.jpへ。 最近スパムが増えてしまったので、場合によっては返信できないかもしれません。

初めてコメントを書いてくださるときは、「はじめまして」的な一言を添えて下さると、大変に安心いたします。「通りすがり」や「名無し」、それらに準ずるハンドルネームは避けていただけると嬉しいです(嫌いなので)。



※過去の記録はいいかげんこっぱずかしくなってきたので非公開にしています。
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